今年で27回目を迎える、世界最大の映画市アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)が10月31日(水)、米カリフォルニア州サンタモニカで開幕した。
会場となる海沿いのホテルは、つい先日まで、山火事から避難してきた人々の宿泊でいっぱいだったが、今週は、世界中から集まってきた映画ビジネスの関係者であふれている。
会場となる海沿いのホテルは、つい先日まで、山火事から避難してきた人々の宿泊でいっぱいだったが、今週は、世界中から集まってきた映画ビジネスの関係者であふれている。
純粋なビジネスのみの映画イベント
通常、映画の売買の場は、カンヌやベルリンなど、映画祭と時を同じくして設けられる。だが、このAFMは映画祭としての機能はなく、純粋にビジネスだけを目的としたイベントで、スターたちが訪れることもないため、マスコミに取り上げられることがあまりない。そのため、よほど映画通でない限り、映画ビジネスと関係のない一般の人たちにはあまり知られていない。
映画売買のいろは
そういった人たちのために、簡単に映画売買の仕組みを説明すると、まず、映画はスタジオ作品とインディペンデント作品とに分けられる。スタジオ作品とは、ディズニーやワーナー・ブラザースなど大手スタジオ系製作会社が巨大な資金力で独自に製作する作品で、全世界での公開も、通常は自社系列で配給する。
ところが、インディペンデント作品は、個人からミニ・メジャーと呼ばれる中規模会社まで格差はあるものの、それぞれのプロデューサーが、企画する作品のために資金を調達する。製作開始前に全額資金が調達できていれば、各国への配給権は映画が完成した後に売られる。だが、製作に入る前の企画段階で先に配給権を売りに出し、その権利金を製作費に投入するという方法もとられる。したがって、映画市では、すでに完成した作品を試写するだけでなく、これから製作される作品も紹介され、売買の対象とされる。
ところが、インディペンデント作品は、個人からミニ・メジャーと呼ばれる中規模会社まで格差はあるものの、それぞれのプロデューサーが、企画する作品のために資金を調達する。製作開始前に全額資金が調達できていれば、各国への配給権は映画が完成した後に売られる。だが、製作に入る前の企画段階で先に配給権を売りに出し、その権利金を製作費に投入するという方法もとられる。したがって、映画市では、すでに完成した作品を試写するだけでなく、これから製作される作品も紹介され、売買の対象とされる。
増えるアジア人ビジネスマン
このインディペンデント系製作会社のための映画市AFMでは、今年、30カ国、430社のビジネスマンたち8000人余りが映画の権利売買、資金調達などの交渉を行う。8日間の開催期間中だけで、約8億ドルの契約が結ばれる。上映される作品数は537本。主催するインディペンデント・フィルム&テレビジョン・アライアンス(IFTA)の発表によると、参加者総数と上映作品はここ数年増加する一方で、特にアジア系諸国からの参加者が増えているという。
今年の人気作品の傾向は?
日本の映画市場は洋画不況が続いているが、バイヤーたちはどんな作品を求めているのだろうか。メル・ギブソンの製作会社Icon のセールス部門社長Ariel Veneziano氏は、「最近の傾向は、ジャンルを問わず、有名な俳優が出演している作品が売れるということのようだ」という。「人気のある作品とそうでない作品の差ははっきりしている。Aリストのタレント(トップクラスの俳優)が出ているか、有名監督がついているかだ。製作前の企画を売るためには、Bリスト(中級クラス)の俳優ではだめだ」。Iconはシャーリーズ・セロン主演の “Sleepwalking”やSummitと共同のダコタ・ファニング主演企画 “Push”などをセールスする。
その他、期間中に上映される作品は、ヘイデン・クリステンセン、サラ・ジェシカ・パーカー、デニス・クエイドらが共演する “Smart People”(QED インターナショナル)や、シャーリーズ・セロン主演 “Battle in Seattle” (Hyde Park インターナショナル)、キャサリン・ゼタージョーンズとガイ・ピアス主演の “Death Defying Acts” (Myriad Pictures)など。また、日本の会社も『椿三十郎』(東宝)や『ヒーロー』(フジテレビジョン)などの作品を上映する。
その他、期間中に上映される作品は、ヘイデン・クリステンセン、サラ・ジェシカ・パーカー、デニス・クエイドらが共演する “Smart People”(QED インターナショナル)や、シャーリーズ・セロン主演 “Battle in Seattle” (Hyde Park インターナショナル)、キャサリン・ゼタージョーンズとガイ・ピアス主演の “Death Defying Acts” (Myriad Pictures)など。また、日本の会社も『椿三十郎』(東宝)や『ヒーロー』(フジテレビジョン)などの作品を上映する。













































