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2008年の正月興行、公開映画が多すぎる?

2007/11/06
『ディセンバー・ボーイズ』
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
『ディセンバー・ボーイズ』
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
 2008年の正月興行で、ワーナー・ブラザース(日本)が5作品を公開することがわかった。12月1日初日の『ベオウルフ/呪われし勇者』と『ディセンバー・ボーイズ』に始まり、『アイ・アム・レジェンド』『ブラザーサンタ』『カンナさん大成功です!』と続くもの。『ディセンバー~』や『ブラザー~』のように、タイトルからどうしても12月に公開しないと、タイミングを逸する作品もあるが、それにしても1社の作品数としては、いささか多すぎの感がある。

 ワーナー以外では、東宝も正月興行で5作品を公開する。12月1日初日の『椿三十郎』に始まり、『マリと子犬の物語』『スマイル 聖夜の奇跡』など5作品。東宝の場合、現在大ヒット中の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』や『恋空』などもロングランとなり、12月以降の上映が確実なので、正月興行では7~8作品が上映される可能性もある。

『アイ・アム・レジェンド』
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
『アイ・アム・レジェンド』
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
 1社ごとの配給作品がこれだけ多くなると、大変なのはシネコンの番組編成だ。正月興行のようなかきいれどきともなれば、当然各社が勝負作を揃えてくる。しかし、ひとつの会社の本数が多くなればなるほど、全体の作品の数は一気に膨れ上がる。
 7~8スクリーンのシネコンはもちろん、10スクリーンを超えるところでも、上映作品のやり繰りに大変な混乱をきたすのだ。あるシネコンの営業責任者は「ひょっとして、東宝配給作品だけで正月が占められるシネコンも出てくるのではないか」と、冗談半分で言う。

 これでは、力のある配給会社の作品が優先的に上映され、中堅の会社が送り出す、地味だが良心的な作品は上映の機会が極端に減ってしまう。こういった状況は普段でも結構見受けられるのだが、正月興行ではさらに加速されることになるだろう。大作クラスでも上映が危ういこともある。

『椿三十郎』
(C)2007「椿三十郎」製作委員会
『椿三十郎』
(C)2007「椿三十郎」製作委員会
 配給会社は、公開本数を少し絞り込んだほうがいいのではないか。そうでもしないと、1作品ずつを手間暇かけて丁寧に送り出すこともなかなかできなくなるし、そもそも見る側も選択に困るというものだ。一考を促したいと思う。

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