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『クローズド・ノート』舞台挨拶騒動、興行的にはプラスにならず

2007/11/07
 大ヒット中の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の初日舞台挨拶で、観客からスタンディング・オベーションが起きたと先日マスコミが報じたが、これは、舞台挨拶は大切にすべきだということを、改めて認識させた出来事だった。観客のリアクションの背景には、作品の中身への高い満足感も当然あろうが、そのときに見せた監督、俳優たちの謙虚な振る舞いも含まれていたと思われる。

沢尻エリカ
沢尻エリカ
 舞台挨拶の不手際から、マスコミの格好の標的となった沢尻エリカ出演の『クローズド・ノート』が、最終的な興行収入で10億円突破が微妙な見通しとなった。11月4日現在で、9億円ちょっと。大ヒット作品が集中し始め、さらに今週も話題の新作が登場する情勢では、数字の伸びは簡単ではない。

 『クローズド~』は公開3日目の時点では、10億円は軽く上回る見通しで、15億円も視野に入っていた。しかし、その週から起こり始めた沢尻へのバッシング報道が、徐々にボディブローのように興行に響きだした。興行の数字が伸びない場合は、普通なら中身の問題となる。しかし、そうしたことも考慮しての3日目の見通しであったから、やはり報道の影響が大きかったということだろう。

 舞台挨拶の不手際がここまで話題になったのは、過去あまり記憶にないが、その是非はともかく、興行的にプラスに作用することはなかったのは間違いない。俳優たちは、よほど用心しなくてはいけないということだろう。ああいう態度は、昔の大物俳優がよく見せた許容できる豪胆さとはまた別物なのだ。マスコミというより、人々の評価のほうが厳しい時代である。

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