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『硫黄島からの手紙』、英アカデミー賞候補の対象作品に

2007/11/09
『硫黄島からの手紙』
『硫黄島からの手紙』
 2月10日に行なわれるイギリス映画テレビ芸術アカデミー賞(BAFTA)への出品作が揃う時期になったが、いくつかの作品はすでに先鞭をつけている。

 そのなかには、オスカー受賞作『善き人のためのソナタ』やオスカーにノミネートされた『硫黄島からの手紙』が含まれている。両作とも、2007年のBAFTAの出品作提出締め切りに間に合わなかったのだが、2008年のBAFTAノミネーションは確実とみられており、とくに『善き人のためのソナタ』は有力候補になることが予想されている。

 BAFTAへの出品は、以前は3月末までにイギリスで公開されていればよかったのが、昨年は、2月の授賞式の時期までに公開されていなければならないとされた。これはイギリスの一般観客にとって、BAFTAをより意味のある映画賞にする意図でとられた措置だったが、配給会社は、各作品について、提出資格を与えられる時期の公開にすべきかどうかの難しい決断を迫られる破目になった。
 12月から1月にかけては受賞を目指す作品が目白押しであるため、3月から4月に公開した方が興行収入の点では有利だからである。

 『善き人のためのソナタ』は、オスカーを受賞した栄誉も手伝って、イギリス国内で4月まで公開を延ばしたことが功を奏し、550万ドルを稼ぎ出した。この作品は、今年のBAFTAの外国語映画賞の最有力候補ではあるが、すでに公開が終了しているため、配給会社にとってのメリットは少ない。

 去年の締め切りに間に合わず、今年の賞レースに参加することになる作品では他に、最優秀英国映画を目指す独立プロ作品“This is England”や、外国語映画賞を目指す『硫黄島からの手紙』、ライアン・ゴズリングが主演男優賞を狙う『ハーフ・ネルソン』、エドワード・ノートンの主演男優賞と作曲賞の可能性がある“The Painted Veil”などがある。

 今年、配給会社は、オスカー候補作になりそうな作品は、BAFTAの2月8日の締め切り日までに公開するべく準備を整えているようである。

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