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外国人俳優に門戸を開放するハリウッド

2007/11/10
タブー
タブー
 『パンズ・ラビリンス』や『トゥモロー・ワールド』といった国際色豊かな作品が全米のシネコンで上映されるようになったいま、ハリウッドでのキャスティングも変容しつつある。

 すべてのハリウッド作品において国籍や人種を問わない配役が行われている、というわけではないが-アメリカンヒーローの『スーパーマン』役となると、対象が限られてしまうのは仕方がないことだ-、これまで伝統的には白人俳優を起用していた役柄に対して、より広い選択肢のなかから役者を探すようになったと現場のキャスティング・ディレクターは口を揃える。

 『シリアナ』や『アメリカン・ギャングスター』を担当した、Avy Kaufmanは言う。
「わたしがキャスティング・ディレクターになってから15年間のあいだに、事態はずいぶんと変わりました。いまでは、だれもがちょっと違ったキャストを求めているんです」

 フォックス・サーチライト作品の『その名にちなんで』に準主役として出演しているタブーは、インドでは受賞歴のある有名女優である。過去数年のあいだに、ハリウッドのインド映画に対する関心が爆発的に高まるまでは、インドの役者がアメリカに進出することなど考えつかなかった、とタブーは言う。

 「『トップガン』や『パルプ・フィクション』といったタイプの映画や、独特のストーリー構成でできたアメリカ映画に、わたしが出演する余地などありませんでした。ですが、最近になってすべてが変わりました。アメリカ映画とインド映画がひとつなるなんて、いったいだれに想像でしたでしょうか?」

 ただし、インド俳優がアメリカ人役を演じられるほどには、ハリウッド映画の配役が開放的になっているわけではない、とタブーは言う。

 キャスティング・ディレクターのJoanna Colbertも同意する。
 「もし、フランス人の女優が、アメリカ人の役を演じたいと言ったら、わたしはノーと言うでしょうね。ただし、彼女が美しく、演技が上手だったら、記憶にとどめておきます。そして、なんとか監督に売り込む手段を考えますよ」

 ハリウッドが、外国人俳優に門戸を開いているのは確かのようだ。

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