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TBSと日本テレビのガチンコ対決、『恋空』に勢い

2007/11/13
(C)2007映画「恋空」製作委員会
(C)2007映画「恋空」製作委員会
 ますます増えるテレビ局製作の邦画だが、現在TBSと日本テレビが、ガチンコ勝負を繰り広げている。両局それぞれの製作による11月3日公開の2作品が大ヒット。つばぜりあいを続けているのだ。TBSは『恋空』、日本テレビは『ALWAYS 続・三丁目の夕日』。本来なら、前作のブームを受け『ALWAYS~』のほうがぶっちぎりの成績を上げると見られていたが、蓋を開けてみれば『恋空』が圧倒的な動員力を見せているのだ。

 配給の東宝によれば、11月11日現在、興行収入で『恋空』が13億1000万円、『ALWAYS~』が15億1000万円。この数字だけを見れば、後者のほうが1馬身ほどリードしている恰好だが、2週目に入った11、12日の成績が注目される。前者が4億4000万円だったのに対し、後者も4億4000万円。全く同じ成績になったのだ。しかもその2日間は、『恋空』が3、4日の93%だったのに対し、『ALWAYS~』は80%と、前者のほうが動員が落ちていない。まさに『恋空』の猛追により、両者はデッドヒートの展開となったのだった。

 勢いは、間違いなく『恋空』のほうにある。客層が、原作のケータイ小説に関心を持つ女子中高生が中心だから、彼女たちは数人で劇場に詰め掛ける。熱気が違うのだ。さらに彼女たちのネットワークで、口コミからどんどん広がる。この勢いは、当分続くと見ていい。

 逆に『ALWAYS~』のほうは、年末の休みから正月にかけての正月興行で、幅広い客層が押し掛けてくれば、ロングランの興行に耐えて、数字を伸ばしてくるだろう。ただ前作のようには、口コミはきかないだろうとの見方も、一部には出ている。

 今の段階では、『恋空』が35億円から40億円、『ALWAYS~』が40億円から50億円という最終的な線が予想されるが、今後の展開はなかなか読めないところもあり、数字の誤差は当然出てくるだろう。いずれにしろ、高いレベルでの争いであることは間違いない。

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