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苦戦中のジョディ・フォスター、新作への期待

2007/11/17
『ブレイブ ワン』のプロモーションで来日したジョディ・フォスター
『ブレイブ ワン』のプロモーションで来日したジョディ・フォスター
 日本の独立系洋画配給会社が、ジョディ・フォスターの新作の買い付けを行った模様だ。交渉は、アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)で進められた。最近のフォスター主演作は、米メジャー系の洋画配給会社の扱うものが多かったが、日本国内において久しぶりに日本の会社が配給することになりそうだ。

 タイトルは“Nim’s Island”で、共演は『300<スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラー。科学者の父と島で暮らす少女が、ある災難にあい、その危機を乗り切るべく愛読書の作家にメールを送って助けを求めるという、ちょっと変わった物語だ。娯楽性の強い作品ではないようだが、作品選択に並々ならぬ配慮を見せるジョディのことだから、そこには現代がかかえる切実な問題が、テーマとして隠されていることだろう。

 少女または娘が関わりを持つジョディの作品といえば、最近では『パニック・ルーム』や『フライトプラン』が挙げられる。彼女の母性が前面に出て、戦う女=母親が激しく描かれる。面白いのは、そうしたテーマが娯楽大作の枠内でうまく消化されていたことだ。新作は、いったいどういう内容になるのだろうか。

 一方、現在日本で上映中の彼女の作品『ブレイブ ワン』の興行が、苦境に陥っている。いまだ興行収入が3億円台で、このままだと5億円突破は厳しい状況。本作は、米国でもスタートこそトップとなったものの、その後は成績が芳しくなかった。不当な暴力で恋人を失った女の復讐劇だが、とくに日本では受け入れられなかった。

 やはり今のジョディには、母と娘の関係を基軸にした作品のほうがふさわしいのだろうか。『ブレイブ ワン』は決して評価の低い作品ではなかっただけに、実に残念な結果だった。ちなみに劇場関係者に話を聞くと、アクション映画と間違えた男性客が結構いたのだという。そうであれば、日本での極端な不入りには、別の問題もあったのかもしれない。

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