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映画界の足並み揃わず・・・・・・金曜初日の効果は?

2007/11/20
『AVP2 エイリアンズ VS.プレデター』
『AVP2 エイリアンズ VS.プレデター』
 今年の日本映画界では、金曜初日というスタイルが一部の配給会社を中心に実施されたが、最初にスタートさせた20世紀フォックス(日本)は、来年以降もこの方向性を堅持していくことを明らかにした。同社は、正月映画の『AVP2 エイリアンズ VS.プレデター』が12月28日からで、金曜初日。来年陽春公開予定のトム・クルーズ主演『大いなる陰謀』も、金曜初日の可能性が高い。

 金曜初日に関しては、「土日完休の企業が増えたことで、サラリーマンやOLが金曜日に映画をゆっくり見に行く環境ができた」(20世紀フォックス映画営業担当者)というのが大きな理由だ。それに加えて、米国では金曜初日が慣例化していることから、それを日本に持ち込みたいという配給会社側の意向も見え隠れする。興行の集計をする場合、金、土、日の3日間なら、日米の比較が簡単にできることもあるかもしれない。

 ただ、フォックスが始めた金曜初日だが、国内の配給会社の足並みが揃っていないことが、少し問題のような気がする。松竹、東宝、東映の邦画大手は、全くその気がない。洋画配給会社でも、国内資本の会社は関心がなく、米国に本社を置く会社も、バラバラな状況だ。

 ちなみに、今年何本かの大作中心に金曜初日を試みたワーナー・ブラザース(日本)は、正月映画『アイ・アム・レジェンド』の12月14日金曜初日を続行。依然として積極的な姿勢を見せるなか、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)には、今後金曜初日の予定はない。

 つまり、映画界の総意がまとまっていないのだ。理由は簡単。いい効果が出ていないから。金曜が、土曜並に稼働すれば、一気に金曜初日に傾くだろうが、実態はそうなっていない。観客サイドも、これでは場あたり的な感じを受けてしまうのではないか。定着を目指すということであれば、もう少し映画界がまとまる必要があるだろう。今一度、映画界総意の方向性で話を進め、それができないようなら、白紙から考え直してもいいのかもしれない。

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