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映画以外の上映増加。シネコン生き残りのポイントは?

2007/11/21
 日本では、シネコンで映画以外の上映を行うケースが増えている。このほど東宝は、傘下の興行会社であるTOHOシネマズが経営するシネコンなどで、宝塚歌劇の公演をライブ中継して上映することを決めた。また、12月に開催されるサッカーのクラブ世界選手権の模様をライブ上映することを、別の会社が計画中。いわゆるパブリック・ビューイングと言われるもので、浦和レッズが参加することもあり、話題性には申し分ない。

 宝塚歌劇は、12月24日(月)のクリスマス・イヴに、東京、大阪、名古屋の7劇場で中継される。出し物は、春野寿美礼のサヨナラショーも含めた花組公演の千秋楽。NTTコミュニケーションズの光ネットワークにより各劇場に配信され、高品質の映像が期待できるという。料金は4000円と少し高めだが、映像とはいえ、イヴの日に宝塚歌劇を満喫できるのであれば、ファンにとってそれほど高い出費ではないのかもしれない。

 この12月4日(火)から上映されるペ・ヨンジュンのテレビドラマ「太王四神記」もそうだが、一部のシネコンで特別に行われる映画以外の上映は、全国一様に同じ映画作品を上映するシネコンにすると、大きな売り物になると同時に、売上的にも期待が大きいものになる。ただこうした試みは、デジタル上映の設備がなければできないこともあり、自ずと限られたシネコンでの上映となってしまう。日本においては、まだまだシネコンのデジタル化は進んでいないのだ。

 映画興行は、話題作が集中する時期はともかくとして、それ以外では成績が厳しいケースがあるのが普通。そうしたときにこそ、映画以外のソフト上映が重要になってくるのだが、まだまだこれは部分的なものに過ぎない。ただ今後は、様々なバリエーションの上映が増えてくることになるだろう。
 そのためには、シネコンにおけるデジタル上映システムの完備が急がれるのだが、経費面を含めてそれほど簡単にできることではない。しかし、シネコンの生き残りは、この分野の開拓がひとつのポイントになるだろう。

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