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松山ケンイチ、真価が問われる主演作への期待

2007/11/22
松山ケンイチ
松山ケンイチ
 俳優の松山ケンイチは、主演級の作品3本が来年公開の運びとなり、一躍邦画の次代を担う新スターに成長しつつある。松山は昨年、『男たちの大和/YAMATO』や『DEATH NOTE -デスノート-』の前後編でブレイク。この3作品だけで、150億円を超える興行収入を記録した。いずれも主演ではなかったが、来年は一気に主役級の作品が目白押し。日本映画界の期待を一身に集めるまでに成長した。

 まず08年2月9日 、『デスノート』のスピンオフ作品である『L change the WorLd』が満を持して公開される。さらに、時期が重なるかもしれないが、話題となった小説の映画化で、永作博美と共演する『人のセックスを笑うな』が08年1月19日に公開の運び。この後は少し間が空いて、ギャグ漫画の映画化作品『デトロイト・メタル・シティ』が初夏公開と続く。

 松山の魅力について、すでに完成している『人のセックス~』の上映を決めた興行会社の番組担当者は、「彼は役柄によって、様々に演じきれる。役柄に対して自らの個性が前面に出る俳優もいるが、松山はそうではなく、そこがすごく面白い」と言う。
 『人のセックス~』は、年齢差が20歳の男女の恋愛を描くが、年下の19歳の男を演じる松山は、今の若い人の感性を身につける普通さを、何の違和感もなく表現しているという。『デスノート』のエキセントリックさから一転、新境地に挑んでいることが、その発言からうかがえる。

 また『デトロイト~』は二重人格者という難しい役。2009年公開予定の松山主演作『カムイ外伝』の撮影終了を待って、来年の2月以降にクランクインとなるが、こちらもそのメリハリのきいた演技の妙が、今から期待される。

 昨年の作品と違って、来年の3作品は松山が主役級を演じるところがミソ。作品の規模は、やはり大作クラスの『L~』が一番上だが、彼の真価を問うのは、中クラス規模の後の2作品のほうになるかもしれない。無限の可能性を秘めた俳優の登場である。

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