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都市型増加で新宿シネコン・ウォーズ勃発

2007/12/07
 東京・新宿に2008年7月、新しいシネコンがオープンすることがわかった。旧新宿ピカデリーが入っていたビルの跡地に、松竹が建設する。スクリーン数は10とみられる。これで今年2月オープンした新宿バルト9と合わせ、新宿にふたつのシネコンが、しのぎを削り合うことになる。新宿バルト9は、東映と東宝のそれぞれの子会社が経営。東映=東宝連合と松竹が、新宿を舞台に、来年から“シネコン・ウォーズ”を繰り広げるわけだ。

 新宿のような大都市の繁華街に建設されるのを、都市型シネコンという。その逆が郊外型シネコンで、国内のシネコンは後者が中心となって発展してきた。ここ数年、札幌、京都、大阪、名古屋と、大都市の中核部にシネコンが集中しだし、流れは一気に都市型に移った。邦画大手は昔から、大都市の繁華街中心に劇場を所有していたが、そうした場所の既存館を閉館し、シネコンを続々と造り出したのである。今年に続いて、来年も新宿にシネコンができるのは、そうした邦画大手のシネコン戦略が影響している。

 今後も、横浜・桜木町、大阪、東京・渋谷、京都などに、都市型シネコンができる予定。ただ一方で、採算割れするシネコンが増えている現在、集客力の高い都市型が増えることは、近隣に位置するこれまでの郊外型シネコンの経営に、さらに打撃を与える可能性もある。シネコンが増えることは今や、諸刃の剣になっていると言わざるをえない。

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