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『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』に続く矢口監督新作が決定

2007/12/13
 『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖監督の新作が、『ハッピーフライト(仮)』に決まった。航空業界を舞台にした痛快な人間ドラマ。操縦士、CA(キャビンアテンダント)、整備士など、航空業界に携わる人々が織り成すドラマを、矢口監督独特の演出センスで描く。製作の主体を担うのは、前2作に次いでアルタミラピクチャーズ。そこで、アルタミラの社長である桝井省志氏に、製作の狙いなどについて話を聞いた。

 「今回の作品は、前2作とは違う“路線”を目指そうてして企画されました。コメディ・テイストではありますが、ドラマ展開は全く異なるものになるはずです。そのために矢口監督は、周防(正行)監督が『それでもボクはやってない』で行ったように、航空業界に対する綿密な取材を試みています。彼にとって、取材から映画を作る初めてのケースで、これまでの作風を一変させる作品になる気がします」

 「全日空さんの全面協力が決まりました。本物の飛行機を使って撮影することになり、さらに飛行機内外のセットも作る予定ですから、今からどのように撮ってくれるか、期待しているところです。こだわりたいところは、リアリティがあり、説得力のある映像ですね」

 「今、テレビ局か主体になって製作される邦画がヒットするケースが多いのですが、そうした作品とは一線を画したいと思っています。もちろん、前の2作品もその気構えで作ってきたのですが、今回はよりその気持ちが強いですね。登場人物も、これまでの矢口作品とは違って、大人が多くなります。俳優陣は決まりつつありますが、これはアルタミラの色が相当出てくると言っていいでしょう」

 今年の各映画賞では、すでに周防監督の『それでも~』が総なめ状態。一皮剥けた矢口作品は、果たして来年末の映画賞争いに加わることができるかどうか。それはともかくとして、その前にまずは、しっかりヒットすることが求められる。それだけ、同社が関わる作品への期待感は高いし、期待されるだけの実績をこれまでも残してきているのだ。なお同作は、来年4月から撮影に入り、公開は東宝の配給により2008年秋が予定されている。

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