
2007年ロサンゼルス・フィルム・フェスティバルに登場したトランスフォーマー
韓国映画界は今年、昨年の実績を下回り、かなり厳しい成績となる見通しだが、そのなかで1本のアメリカ映画が圧倒的な人気を得たのが、明るい話題のひとつだった。その作品は、日本でもこの12月にDVDリリースが決まった『トランスフォーマー』で、韓国では700万人の動員を果たし、米映画の歴代トップの成績を記録した。
今年、韓国においては日本と同じく、米映画の話題作として、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』や『スパイダーマン3』などが公開されたが、『トランスフォーマー』にはるかに及ばなかった。日本では、『トランスフォーマー』は興行収入40億円。動員で言えば、おおよそ300万人。単純計算して、日本は韓国の半分以下であったわけだ。この差は、いったい何だったのか。
日本在住の韓国人の映画関係者の話を総合すると、『トランスフォーマー』は、韓国では子どもたちに人気を博したという。ふだん、この層はあまり映画館には足を運ばない。それが、映画に登場する様々なキャラクターの変身シーンが見所の本作では、子どもたちが大きな関心をもったというのだ。
韓国では、本作のもとになった玩具の普及はなかった。つまり映画のキャラクターは、子どもたちにすれば、初めて見た全く斬新な造形物だった。キャラクターのユニークさとともに、変身過程を克明に描くその派手な映像が、驚きをもって迎えられたのだろう。彼らに火を点けた配給会社の宣伝も、実に巧妙だったという。
一方、日本においては、子どもを中心にしたファミリー層は、いささか少なかった。玩具の存在を知っている世代は20代から30代であり、映画の観客もその世代の男性が多かった。日本では客層の幅が狭かったことが、興行の目標値を下回った要因だった。
1本の米映画をめぐって、こうした興行の違いが、日韓から出てくることは非常に興味深い。作品に知名度はあるが少し醒めた反応をした日本と、知名度はなかったかもしれないが、素朴に映像の面白さに反応した韓国。文化の違いは、こうした点からもうかがえる。
今年、韓国においては日本と同じく、米映画の話題作として、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』や『スパイダーマン3』などが公開されたが、『トランスフォーマー』にはるかに及ばなかった。日本では、『トランスフォーマー』は興行収入40億円。動員で言えば、おおよそ300万人。単純計算して、日本は韓国の半分以下であったわけだ。この差は、いったい何だったのか。
日本在住の韓国人の映画関係者の話を総合すると、『トランスフォーマー』は、韓国では子どもたちに人気を博したという。ふだん、この層はあまり映画館には足を運ばない。それが、映画に登場する様々なキャラクターの変身シーンが見所の本作では、子どもたちが大きな関心をもったというのだ。
韓国では、本作のもとになった玩具の普及はなかった。つまり映画のキャラクターは、子どもたちにすれば、初めて見た全く斬新な造形物だった。キャラクターのユニークさとともに、変身過程を克明に描くその派手な映像が、驚きをもって迎えられたのだろう。彼らに火を点けた配給会社の宣伝も、実に巧妙だったという。
一方、日本においては、子どもを中心にしたファミリー層は、いささか少なかった。玩具の存在を知っている世代は20代から30代であり、映画の観客もその世代の男性が多かった。日本では客層の幅が狭かったことが、興行の目標値を下回った要因だった。
1本の米映画をめぐって、こうした興行の違いが、日韓から出てくることは非常に興味深い。作品に知名度はあるが少し醒めた反応をした日本と、知名度はなかったかもしれないが、素朴に映像の面白さに反応した韓国。文化の違いは、こうした点からもうかがえる。

























































