
水曜の公聴会で息子を抱えながらスピーチする脚本家のベッツィ・トーマス
米脚本家組合(WGA)のストライキが、ロサンゼルスの経済に深刻なダメージを与えていることが明らかになった。
12月19日(水)、ロサンゼルス市議会は、深刻化するスト問題を話し合うための公聴会を開いた。会場となった会議室にはWGA支持者が詰めかけ、脚本家の代表として壇上に立ったベッツィ・トーマス氏は、脚本家のほとんどが高給取りではなく中産階級とアピール。
一方、WGAと対立しているAMPTP(映画スタジオ・テレビ局側の業界団体)は、代表者をひとりも送らなかった。
ストによるロサンゼルス郡への損害については、Los Angeles County Economic Development Corpの首席エコノミスト、ジャック・カイザー氏が発言。ロサンゼルス群のこれまでの損害額は3億4270万ドルにのぼるとの試算を発表した。
1988年にWGAが実施したストは5カ月間に及び、総額5億ドルの損害をもたらしたと言われている。当時、ロサンゼルス郡の住人のなかでエンタテインメント産業に従事している人口は8万人だったが、現在はその倍の16万人に膨れあがっている彼らの経済活動は年間486億ドルにも及ぶため、ストは甚大な損害を与えていると、カイザー氏は言う。
また、映画やテレビの製作がストップしたことで、レストランやホテル、花屋など周辺産業への影響も甚大で、これらを含めると、損害額は倍加していくとする。
「今回のストでロサンゼルス郡の経済が破綻することはないが、ブレーキとなることは確実です」
一方、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のジェリー・ニケルスバーグ教授の試算は、Kyser氏ほど深刻ではない。88年と同様に、今回のストが5カ月間継続したとしても、損害額は3億8000万ドル程度だろうと主張する。
その根拠は、前回のストのときよりも、エンタテインメント産業が多岐に渡っていること。映画やテレビ製作の減少による損害は、テレビゲームやインターネット向けコンテンツ製作の増加で、ある程度は吸収されると言う。
公聴会の席に立ったWGAの交渉チェアマンであるジョン・ボウマン氏は、WGA内部で行った試算を発表した。11月5日にストに突入した時点で、WGAは各テレビ番組製作の進行状況の非公式な調査を行った。その結果、07年から08年(今シーズン)のうち、30分番組のほとんどが残り6エピソード、1時間ドラマのほとんどが7エピソードの執筆を残していることが判明。
脚本家がペンを置いているいま、ストが続くかぎりは、これらのエピソードが製作されることはない。このままエピソードが作られずに今シーズンが終了すると、出演者や脚本家などのギャラを含めて、250億ドルの損失になるという。
もし、ストを早急に解除し、08年早々に番組製作を再開できれば、ほとんどの番組で残りのエピソードを撮り終えることが可能とボウマン氏は語り、AMPTP側に譲歩を求めた。
12月19日(水)、ロサンゼルス市議会は、深刻化するスト問題を話し合うための公聴会を開いた。会場となった会議室にはWGA支持者が詰めかけ、脚本家の代表として壇上に立ったベッツィ・トーマス氏は、脚本家のほとんどが高給取りではなく中産階級とアピール。
一方、WGAと対立しているAMPTP(映画スタジオ・テレビ局側の業界団体)は、代表者をひとりも送らなかった。
ストによるロサンゼルス郡への損害については、Los Angeles County Economic Development Corpの首席エコノミスト、ジャック・カイザー氏が発言。ロサンゼルス群のこれまでの損害額は3億4270万ドルにのぼるとの試算を発表した。
1988年にWGAが実施したストは5カ月間に及び、総額5億ドルの損害をもたらしたと言われている。当時、ロサンゼルス郡の住人のなかでエンタテインメント産業に従事している人口は8万人だったが、現在はその倍の16万人に膨れあがっている彼らの経済活動は年間486億ドルにも及ぶため、ストは甚大な損害を与えていると、カイザー氏は言う。
また、映画やテレビの製作がストップしたことで、レストランやホテル、花屋など周辺産業への影響も甚大で、これらを含めると、損害額は倍加していくとする。
「今回のストでロサンゼルス郡の経済が破綻することはないが、ブレーキとなることは確実です」
一方、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のジェリー・ニケルスバーグ教授の試算は、Kyser氏ほど深刻ではない。88年と同様に、今回のストが5カ月間継続したとしても、損害額は3億8000万ドル程度だろうと主張する。
その根拠は、前回のストのときよりも、エンタテインメント産業が多岐に渡っていること。映画やテレビ製作の減少による損害は、テレビゲームやインターネット向けコンテンツ製作の増加で、ある程度は吸収されると言う。
公聴会の席に立ったWGAの交渉チェアマンであるジョン・ボウマン氏は、WGA内部で行った試算を発表した。11月5日にストに突入した時点で、WGAは各テレビ番組製作の進行状況の非公式な調査を行った。その結果、07年から08年(今シーズン)のうち、30分番組のほとんどが残り6エピソード、1時間ドラマのほとんどが7エピソードの執筆を残していることが判明。
脚本家がペンを置いているいま、ストが続くかぎりは、これらのエピソードが製作されることはない。このままエピソードが作られずに今シーズンが終了すると、出演者や脚本家などのギャラを含めて、250億ドルの損失になるという。
もし、ストを早急に解除し、08年早々に番組製作を再開できれば、ほとんどの番組で残りのエピソードを撮り終えることが可能とボウマン氏は語り、AMPTP側に譲歩を求めた。

























































