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クリス・ワイツ監督がバラエティに語る、『ライラの冒険/黄金の羅針盤』の舞台裏

2008/01/01
『ライラの冒険/黄金の羅針盤』
『ライラの冒険/黄金の羅針盤』
 原作はフィリップ・プルマンのファンタジー小説。主演は、『インベージョン』以来4カ月ぶりの共演を果たすニコール・キッドマンとダニエル・クレイグ、そして、数千人の応募者の中から選ばれたライラ役の新星ダコタ・ブルー・リチャーズ。ニューライン・シネマが巨額の製作費・宣伝費を投じて勝負をかけた注目作『ライラの冒険/黄金の羅針盤』(日本では3月公開)について、脚本・監督を務めたクリス・ワイツがバラエティに心境を語った。

 「それはそれは、大変なプレッシャーに押しつぶされそうだった」

 『アメリカン・パイ』や『アバウト・ア・ボーイ』など、そこそこの予算で軽いコメディーを手がけてきたワイツ監督にとって、1億5千万ドルの予算をかけたファンタジー巨編の中で、死闘を繰り広げる悪獣と北極グマ、人間の共存を描く苦労は想像に難くない。

 「一度は、(製作を手がける)ニューライン・シネマに出向き、丁重にお断りをしたんだ。こんな大役は務まらない、とね。脚本担当に専念しようと思っていたところ、監督を引き継ぐはずだったアナンド・タッカーとニューラインシネマの折り合いがつかなかったようで、話が舞い戻ってきたんだ。2度目は断れなかったよ」と語るワイツ監督。

 そんなワイツ監督の大挑戦を支えたのは、視覚効果統括のマイク・フィンクや美術監督のデニス・ガスナーなどのベテラン製作陣。クリス監督曰く、「この映画の要となった3つのポイントは、悪獣と北極グマ、そしてライラ」だそう。12歳の少女ライラ・ベラクアは、観客を冒険に引き込む、まさに「羅針盤」。そんな世界中の少女が憧れる大役に抜擢されたのは、新星ダコタ・ブルー・リチャーズだ。
 「無名の少女を配役したかったため、公開オーディションを行った。何千もの応募があったが、彼女を一目見た瞬間、直感したね」と語るワイツ監督も「素晴らしい演技」と大絶賛。

 映画は唐突な形で終わるが、ワイツ監督は既に続編を視野に入れている。「最後のシーン用には、他のショットも撮影したが、それはあえて2作目の始めに持ってくることにした。原作の暗く醜く深いテーマを簡単なハッピーエンドにはしたくなかったからね」とプルマンの原作に対する情熱を見せるワイツ監督。

 果たして続編は実現されるのか?「通常、この手の映画の予算は膨大なので、大賭けできるのは最初の1本だけ。でも、これだけ素晴らしい作品なのに、3部作にできないなんてもったいない。1作目はファンタジー要素が強いけれど、さらに視覚的要素や物語の中身を掘り下げて、原作の持つ魅力を出していきたいんだ」。



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