
(C)2007 「マリと子犬の物語」製作委員会
2008年の正月興行(単館系は除く)は、12月28日(金)公開の『AVP2 エイリアンズ VS. プレデター 』を残しほぼ出揃ったが、全体的には予想どおり厳しい展開になっている。とくに深刻なのが、邦画の興行だ。先行している『ミッドナイト イーグル』『椿三十郎』とも当初見込みを下回り、さらにこの22日(土)から公開されたばかりの『茶々 天涯の貴妃』がまた、苦戦の出足となった。
ちなみに昨年の正月興行は、松竹が『武士の一分』(興行収入40億3000万円)でトップ。以下、東映『大奥』(23億円)、東宝『劇場版 どうぶつの森』(17億円)、東宝『NANA2』(12億5000万円)と続き、この4本で累計93億円前後であった。それが08年は、前述の3本に『マリと子犬の物語』を加えた邦画大手の主要配給作品4本で前年比の6~7割の予想。これからが本格的な休みに入るので見込みではあるが、『マリと子犬~』だけが20億円を超える見通しで、あとは苦戦を強いられている。
ところで、08年の邦画の正月作品は、宣伝面での様々な露出が目立った。とくにテレビ局が製作に関わる作品は、その情報量は相当のものがあった。しかし、「そういう電波宣伝が飽きられてきている。相も変わらず、テレビで情報を流しても、今やそれだけでは作品に関心を集めることにはならない」と、あるシネコン支配人は指摘する。
こうした意見を踏まえると、邦画不調の原因は、基本ともいえる企画にあるということになる。有名時代劇を忠実になぞった冒険的企画も若い人の関心を得るまでには至らず、アクション大作にも新鮮味はなかった。戦国ものもことさらの冒険はなく、また年配者を取り込む内容でさえなかった。総じて、若い人の関心をひく作品ではなかったとともに、年配者からも大きな支持を得られなかったことが響いた。
正月興行の成否が、その年の業績を決定づけるわけではないが、それでもこの季節の興行が一般にもたらす印象の重要性は、昔も今も変わらないのではないか。その認識が、少し希薄になっているのかもしれない。
ちなみに昨年の正月興行は、松竹が『武士の一分』(興行収入40億3000万円)でトップ。以下、東映『大奥』(23億円)、東宝『劇場版 どうぶつの森』(17億円)、東宝『NANA2』(12億5000万円)と続き、この4本で累計93億円前後であった。それが08年は、前述の3本に『マリと子犬の物語』を加えた邦画大手の主要配給作品4本で前年比の6~7割の予想。これからが本格的な休みに入るので見込みではあるが、『マリと子犬~』だけが20億円を超える見通しで、あとは苦戦を強いられている。
ところで、08年の邦画の正月作品は、宣伝面での様々な露出が目立った。とくにテレビ局が製作に関わる作品は、その情報量は相当のものがあった。しかし、「そういう電波宣伝が飽きられてきている。相も変わらず、テレビで情報を流しても、今やそれだけでは作品に関心を集めることにはならない」と、あるシネコン支配人は指摘する。
こうした意見を踏まえると、邦画不調の原因は、基本ともいえる企画にあるということになる。有名時代劇を忠実になぞった冒険的企画も若い人の関心を得るまでには至らず、アクション大作にも新鮮味はなかった。戦国ものもことさらの冒険はなく、また年配者を取り込む内容でさえなかった。総じて、若い人の関心をひく作品ではなかったとともに、年配者からも大きな支持を得られなかったことが響いた。
正月興行の成否が、その年の業績を決定づけるわけではないが、それでもこの季節の興行が一般にもたらす印象の重要性は、昔も今も変わらないのではないか。その認識が、少し希薄になっているのかもしれない。















































