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圧倒的な強さをみせる東宝 VS.重量級で勝負の洋画各社

2008/01/08
『L change the WorLd』
(C)2008「L」FILM PARTNERS (C)2008「L」PLOT PRODUCE
『L change the WorLd』
(C)2008「L」FILM PARTNERS (C)2008「L」PLOT PRODUCE
 2008年の幕開けにあたって、日本での今年の配給会社各社の動向を探ってみよう。まず邦画は、スタジオジブリの新作『崖の上のポニョ』(夏)をはじめ、柴咲コウ主演のカンフーアクション『少林少女』(4月)、三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』(6月)、さらに『花より男子~ファイナル~』(6月)、有名コミックの映画化『20世紀少年』(9月)などが大挙して並ぶ東宝が圧倒的に強いとみられる。

 洋画は激戦が予想される。注目度が高いのは、東宝東和。ユニバーサル作品の配給を行うことになり、大作が俄然増えてきた。『アメリカン・ギャングスター』(2月1日公開)のほか、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(2月16日公開)、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(5月)など重量級作品がズラリ。年間興行収入で、150億円超えは最低の目標ラインだろう。

『大いなる陰謀』
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX
『大いなる陰謀』
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX
 今年は、20世紀フォックス(日本)にも期待がかかる。『ジャンパー』(3月)、『大いなる陰謀』(4月)、『ドラゴンボール』(夏)、『ハプニング』(9月)などの話題作、異色作が並ぶ。

 ワーナー・ブラザース(日本)は、やはり抜群の安定感がありそうだ。『スピード・レーサー』(夏)が大本命で、昨年は1本もなかった邦画も、『デスノート』のスピンオフ作品である『L change the WorLd』(2月9日公開)をはじめ数本が待機しており、上位の成績を維持する可能性は高い。

 昨年、年間興行成績の新記録を樹立したソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)は、昨年の『スパイダーマン3』のような知名度の高い作品がないことによる苦戦が予想されるが、“結果大作”を生み出す底力が断定を許さない期待感を持たせる。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 Photo Credit: David James
(C)2007 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 Photo Credit: David James
(C)2007 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
 ウォルト・ディズニー(日本)も同じく、知名度の高い作品が少なく、さらに本数も限られている。『魔法にかけられて』(3月)のような勝負作を、どう成功に導くかにかかっている。

 新生パラマウント ジャパンは、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(6月)の成果が、同社の今年を決定づけると言っても過言ではない。

 邦画の東宝 VS.洋画各社という構図には、昨年から大きな変化はなさそうだ。いい意味で、邦画と洋画が競い合い、全体の映画人口を押し上げていくのが理想なのだが、今年はその対立軸が高レベルで築き上げられそうな気がする。願わくば、1本にヒットが集中するのではなく、バランスのいいヒット傾向が生まれることを望む。

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