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08年正月興行、注目の邦画大作が不調?

2008/01/12
東京で12月4日(火)に行われた『アイ・アム・レジェンド』の記者会見に出席したウィル・スミス
東京で12月4日(火)に行われた『アイ・アム・レジェンド』の記者会見に出席したウィル・スミス
 2008年正月興行の作品別最終興行収入が固まり始めた。あくまで1月中旬段階での数字なので、今後の展開によって誤差は出るだろうが、全体として厳しい正月になったことに変わりはない。
 トップは、ウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド』で、42~45億円が見込まれる。宣伝素材の立ち後れから、作品の全体像がなかなか明らかにならず、中身の浸透の面が危惧されたが、公開直前の来日キャンペーンはじめ、大量のテレビスポットが効を奏し、幅広い層の観客を動員した。

 2番手に入りそうなのが、日本テレビが中心になって製作した『マリと子犬の物語』。30億円台の前半まで数字を伸ばしそうだ。この正月に特に数字が良く、一気に2番手に躍り出た恰好。

 次いで、ニコラス・ケイジ主演のアクション大作『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』。22億円以上が見込まれる。宝探しというシチュエーションに、米国の歴史を重ね合わせた異色の娯楽大作だが、予想を少しばかり下回る結果に。この作品が、『アイ・アム~』と競り合う形になることが期待された、この冬の興行。以上の3作品が、20億円を超えた作品だった。

 ちなみに昨年の正月は、トップが『硫黄島からの手紙』で、大台を超えて51億円。4作品が20億円を上回った。

『茶々-天涯の貴妃(おんな)-』
(C)2007 「茶々」製作委員会
『茶々-天涯の貴妃(おんな)-』
(C)2007 「茶々」製作委員会
 今年は、邦画の注目作の不調が響いた。『椿三十郎』は10億円を超えたが、鳴り物入りの感動大作『ミッドナイト イーグル』は10億円ラインを攻防、時代劇大作『茶々—天涯の貴妃(おんな)—』にいたっては5億円前後が予想される。若い人、とくに女性の関心を引き寄せることができなかった。

 いずれも、邦画各社が力を入れた作品だっただけに残念な結果となった。来年こそは邦画の成功を望みたい。

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