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東宝とソニー、2年連続で年間累計興行収入の新記録樹立

2008/01/18
スパイダーマン3
スパイダーマン3
 邦画と洋画の日本国内の主要配給会社11社のうち、東宝とソニー・ピクチャーズエンタテインメント(日本)の2社が、2007年の年間累計興行収入で新記録を樹立したことがわかった。東宝、ソニー・ピクチャーズとも、06年に記録を作ったばかりだったが、07年はその成績をさらに上回り、2年連続の新記録更新となった。

 東宝は、595億1000万円を記録した。作品で言えば、『HERO』(81億1000万円)、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』(50億2000万円)などが上位にくる。
 06年は587億8000万円で、50億円以上の作品が『ゲド戦記』『LIMIT OF LOVE 海猿』など4本あったのに対し、07年は2本のみ。その反面、07年は全25作品のうち、06年より5本多い20作品で10億円突破を果たし、実に効率のいい成績を残したのが特徴的だった。

 ソニー・ピクチャーズは、162億7000万円を記録した(06年は146億3000万円)。何といっても洋画では、07年の興収第3位に入る『スパイダーマン3』(71億円)の大ヒットが大きかった。ただこの作品だけでは、新記録に到達することはなかった。『幸せのちから』(27億円)、シリーズ最高となった『バイオハザードIII』(28億3000万円)など、事前の予想を大きく上回る成績の作品があったからこそ、新記録を作ることができた。

 2社の成績を見てわかるのは、知名度が高く、好成績が予測される大作をよりヒットさせるだけでは、記録到達は叶わないということだ。年間を通してのバランスある成績が求められる。つまり、コンスタントにヒットを産み出せる体勢、取り組みが組織の中にあるかどうかが極めて重要なポイントになる。編成されてくる作品に対して、もっとも好ましい接し方をして送り出していく手腕。これが実に難しく、すべてがうまくいくことなどないのだが、そうした姿勢を強くもっている組織ほど、やはりバランスある成績を上げることができる。

 この2社が、2年連続で新記録を樹立できたのは、映画に対する組織の姿勢がしっかりと固まっているからだろう。

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