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オダギリジョー主演の韓国映画、日本公開が決まらない理由

2008/01/23
キム・ギドク監督
キム・ギドク監督
 俳優オダギリジョーが、韓国映画に初めて主演していることで話題となっている『悲夢(原題)』の日本公開が決まらず、映画関係者が首を傾げている。

 『悲夢』は、韓国の俊英キム・ギドク監督の最新作。韓国の人気女優イ・ナヨンが共演するラブストーリーだ。日本において、もっとも有名な韓国人監督のひとりであるキム氏の新作であり、その作品に人気が高いオダギリが主演しているのだから、日本の配給会社はすぐにでも手を出しそうなのに、現実はそうなっていないという。

 正月公開の『カンナさん大成功です!』が日本では厳しい成績に終わり、相変わらず韓国映画は冬の時代が続いている。そうした韓国映画興行の難しい状況から、買い付けが行われないのかと思いきや、理由はそれだけではないようだ。

オダギリジョー
オダギリジョー
 「ギドク監督の作品は、韓国でもなかなかヒットしません。海外の映画祭で賞を取った監督として知られていますが、そうした作品でも、ひとたび興行になると難しいのです。それは日本でも同じです。オダギリの主演は公開の大きな決め手ですが、全貌ががまだはっきりしていないため、各配給会社は様子を見ているのではないでしょうか」と、配給会社の買い付け責任者は言う。

 確かにキム監督の作品は、日本で公開されるたびに話題になるが、ヒット作品はない。作家性の強い作品を連発するために、映画評論家たちが誉めても、なかなか一般の人たちが関心をもつまでには至らないのだ。これは、日本の監督の場合でも事情は同じだろう。
 ただギドク監督とオダギリの組み合わせは、日韓映画界にとって、ちょっとした事件であることは間違いない。こうした作品が、両国で成功すれば、両国の映画交流はさらに深まり、様々な可能性が拓かれていくことだろう。日本の配給業者の英断を望みたい。

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