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ヒース・レジャーの死に打撃を受ける進行中プロジェクトの数々

2008/01/24
ファンから多くの花などが寄せられたニューヨーク、ソーホーのヒース・レジャーの自宅マンション前
ファンから多くの花などが寄せられたニューヨーク、ソーホーのヒース・レジャーの自宅マンション前
 俳優ヒース・レジャーの突然の死が、現在進行中のプロジェクトに衝撃をもたらしている。

 レジャーを主役に、クリストファー・プラマーやリリー・コール、トム・ウェイツなどのアンサンブル・キャストが織り成す、予算3000万ドルのインディペンデント作品“The Imaginarium of Doctor Parnassus”。昔の移動型劇団が現代のロンドンに上陸し、魔法の鏡を通して観客を想像のファンタジー王国へと連れて行くという本作の中で、レジャーは、プラマー演ずる座長ドクター・パルナッサスの娘(コール)を悪魔の手から救うため、パラレル・ワールド(もうひとつの世界)を通して一座に加わる、謎めいた異端児を演じる予定だった。

 レジャーとは、『ブラザーズ・グリム』に続くコラボレーションとなるテリー・ギリアム監督がメガホンを握る本作のプロデュースは、サミュエル・ハディダにビル・ヴィンス、エイミー・ギリアムが担当。ハディダがパリに本拠地を置くデイヴィス・フィルムが大部分を出資していたが、資金集めのカギとなるのはレジャーの存在であった。

 製作チームは、先週土曜日にロンドンでの撮影を終えたばかり。カナダのバンクーバーに移動し、来週から3月上旬にかけて、ブルー・スクリーンでの撮影を行うスケジュールを組んでいた。今後、レジャーなしでプロジェクトを進めるかどうかについてはコメントされていない。

 また、ヒース自身の長編映画監督デビューとなるはずだった“The Queen’s Gambit”も舵取りを失った。ウォルター・テヴィスの小説が原作で、英国の脚本家およびプロデューサーでもあるアラン・スコットとともに企画を進めていた本作。主役となるチェスの天才少女には、今年のアカデミー賞で主演女優部門にノミネートされたエレン・ペイジ(『JUNO/ジュノ』)にオファーがかけられていた。実生活でもチェスの名手として知られるレジャー自身も、脇役としての出演を予定していた。

 先月、“The Imaginarium of Doctor Parnassus”の撮影がスタートした数日後にインタビューを受けたギリアム監督は、「ヒースは素晴らしい。とにかく素晴らしい男で、映画監督になるつもりなんだ。全てをちゃんと観察していて、僕なら一生成り得ないような素晴らしい監督になると思うよ」と絶賛していた。

 ギリアム監督は、2000年11月にも、予算3200万ドルのインディペンデント映画“The Man Who Killed Don Quixote”で、撮影開始から1週間後に主演ジーン・ロシュフォールの体調不良によって撮影が困難となり、製作をストップしたことがある。

 この他、ヒースがジョーカー役を演じた『バットマン ビギンズ』の続編『ダークナイト(仮)』があるが、この作品はすでに主だった撮影を終えており、現段階で7月18日の米公開が予定されている。

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