今年で14回目を迎える、スクリーン・アクターズ・ギルド(米俳優組合、通称SAG)のSAG賞授賞式が1月27日(日)、ロサンゼルスのシュライン・エクスポジション・センターで開催される。脚本家組合(WGA)のストライキにより、ゴールデングローブ賞の授賞式が中止になり、アカデミー賞も開催が危ぶまれている今年、初めてスターがお目見えする祭典として、SAG賞に注目が集まる。
毎年、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の中間に挟まれるSAG賞は、俳優のみを表彰するという性質上、一般の映画ファンよりは、業界人の注目を集めるイベント。テレビ放映もされているが、ゴールデングローブ賞授賞式と比べると、話題性で負けていることは否定できない。それが、ゴールデングローブ賞でスターの姿を見られなかったファンたちの飢餓感が増している今年は、その視聴率にも期待がかかっている。
毎年、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の中間に挟まれるSAG賞は、俳優のみを表彰するという性質上、一般の映画ファンよりは、業界人の注目を集めるイベント。テレビ放映もされているが、ゴールデングローブ賞授賞式と比べると、話題性で負けていることは否定できない。それが、ゴールデングローブ賞でスターの姿を見られなかったファンたちの飢餓感が増している今年は、その視聴率にも期待がかかっている。

© 1995 Screen Actors Guild™
俳優組合は、監督組合やプロデューサー組合と同じく、アカデミー賞への影響を強く持っていると言われている。実は、俳優組合のメンバーの20%がアカデミー賞を主催する映画芸術アカデミー(AMPAS)の会員であり、AMPASの会員の中では、俳優の数が群を抜いて多いのだ(最も多いのが俳優で1243人。2番目はプロデューサーで464 人)。
アカデミー賞の前哨戦という観点からみると、関係者は、SAG賞の影響について口をつぐんでいるものの、過去、SAG賞の受賞者がアカデミー賞の俳優部門でも受賞するというケースが非常に多い。過去3年間に、両賞を受賞した顔ぶれを見てみてみよう。
2004年:ジェイミー・フォックス(『Ray/レイ』)、ヒラリー・スワンク(『ミリオンダラー・ベイビー』)、モーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』)、ケイト・ブランシェット(『アビエイター』)
2005年:フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)、リース・ウィザースプーン(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)、レイチェル・ワイズ(『ナイロビの蜂』)
2006年:フォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)、ヘレン・ミレン(『クィーン』)、ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』)
05年と06年にSAG賞助演男優賞を受賞したポール・ジアマッティ(『サイドウェイ』)と、エディ・マーフィ(『ドリームガールズ』)は惜しくもアカデミー賞をジョージ・クルーニー(『シリアナ』)とアラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)に譲ったが、その他のほとんどが両賞を受賞しているのがわかる。
また、過去10年間、SAG賞のアンサンブル・キャスト賞を受賞した作品のうち、半分がアカデミー賞作品賞を受賞しているという。
アカデミー賞の前哨戦という観点からみると、関係者は、SAG賞の影響について口をつぐんでいるものの、過去、SAG賞の受賞者がアカデミー賞の俳優部門でも受賞するというケースが非常に多い。過去3年間に、両賞を受賞した顔ぶれを見てみてみよう。
2004年:ジェイミー・フォックス(『Ray/レイ』)、ヒラリー・スワンク(『ミリオンダラー・ベイビー』)、モーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』)、ケイト・ブランシェット(『アビエイター』)
2005年:フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)、リース・ウィザースプーン(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)、レイチェル・ワイズ(『ナイロビの蜂』)
2006年:フォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)、ヘレン・ミレン(『クィーン』)、ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』)
05年と06年にSAG賞助演男優賞を受賞したポール・ジアマッティ(『サイドウェイ』)と、エディ・マーフィ(『ドリームガールズ』)は惜しくもアカデミー賞をジョージ・クルーニー(『シリアナ』)とアラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)に譲ったが、その他のほとんどが両賞を受賞しているのがわかる。
また、過去10年間、SAG賞のアンサンブル・キャスト賞を受賞した作品のうち、半分がアカデミー賞作品賞を受賞しているという。

『ノーカントリー』で主演男優賞に初ノミネートされたハビエル・バルデム
さて、今年のSAG賞の特徴だが、15部門にノミネートされた全俳優のうち、初ノミネートが16人もいる。“Into the Wild”ですがすがしい魅力を見せたエミール・ハーシュ、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で主演女優賞に有力視されているマリオン・コティヤールや、『ノーカントリー』の殺人鬼役で絶賛されているハビエル・バルデムなどだ。一方で、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」のジェームズ・ガンドルフィーニは第1回目から14回連続のノミネートを果たしているなど、常連組もしのぎを削っている。

初のスタント部門にノミネートされている『ボーン・アルティメイタム』
さらに、14回目にして初めて、スタントマンたちを表彰する部門が設けられたことも今年の目玉のひとつ。
ハリウッド映画の中にCGが多用されるようになり、スタントマンたちの仕事は激増している。SAGのメンバーでもある米スタントウーマン組合の会長ジェーン・オースティンは、何カ月もかけてSAGと交渉し、スタントマンたちの功績を認めてもらえるよう働きかけたという。オースティンは「大スターたちが出演するブロックバスター・アクション映画はたくさんありますが、その分、たくさんのスタントマンたちが活躍しているのです」と話す。「表彰するという形でなければ、ほとんどのメンバーはそのことに気がつきません」
SAG賞の授賞式は1月27日(日)、ロサンゼルス時間の午後5時から開催される。
全部門のノミネーション・リストは以下の通り。
〈 映画 〉
主演男優賞
ダニエル・デイ・ルイス (『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
ヴィゴ・モーテンセン (“Eastern Promises”)
ジョージ・クルーニー (『フィクサー』)
エミール・ハーシュ (“Into the Wild”)
ライアン・ゴズリング (“Lars and the Real Girl”)
主演女優賞
ジュリー・クリスティ (『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)
マリオン・コティヤール (『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』)
アンジェリーナ・ジョリー (『マイティー・ハート/愛と絆』)
エレン・ペイジ (『JUNO/ジュノ』)
ケイト・ブランシェット (『エリザベス:ゴールデン・エイジ』)
助演男優賞
ハビエル・バルデム (『ノーカントリー』)
トム・ウィルキンソン (『フィクサー』)
ケイシー・アフレック (『ジェシー・ジェームズの暗殺』)
ハル・ホルブルック (“Into the Wild”)
トミー・リー・ジョーンズ (『ノーカントリー』)
助演女優賞
ケイト・ブランシェット (『アイム・ノット・ゼア』)
キャサリン・キーナー (“Into the Wild”)
ルビー・ディー (『アメリカン・ギャングスター』)
エイミー・ライアン (“Gone Baby Gone”)
ティルダ・スウィントン (『フィクサー』)
アンサンブル・キャスト賞
“3:10 to Yuma”
“Into the Wild”
『ノーカントリー』
『アメリカン・ギャングスター』
『ヘアスプレー』
アンサンブル・スタント賞
『ボーン・アルティメイタム』
『300 <スリーハンドレッド>』
『アイ・アム・レジェンド』
『キングダム/見えざる敵』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
〈 テレビ 〉
男優賞(ドラマシリーズ部門)
ジェームズ・ガンドルフィーニ (「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」)
マイケル・C・ホール (「デクスター ~警察官は殺人鬼」)
ジョン・ハム (“Mad Men”)
ヒュー・ローリー (“Dr. HOUSE”)
ジェームズ・スペイダー (「ボストン・リーガル」)
女優賞(ドラマシリーズ部門)
グレン・クロース (“Damages”)
イーディ・ファルコ (「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」)
サリー・フィールド (「ブラザーズ&シスターズ」)
ホリー・ハンター (“Saving Grace”)
キラ・セジウィック (「クローザー」)
男優賞(コメディシリーズ部門)
アレック・ボールドウィン (“30 Rock”)
スティーヴ・カレル “The Office”
リッキー・ジャーヴェイス (Ricky Gervais, Extras
ジェレミー・ピヴェン (「アントラージュ★オレたちのハリウッド」)
トニー・シャルーブ (「名探偵モンク」)
女優賞(コメディシリーズ部門)
クリスティナ・アップル (“Samantha Who?”)
アメリカ・フェレーラ (「アグリー・ベティ」)
ティナ・フェイ (“30 Rock”)
メアリー=ルイーズ・パーカー (『Weeds ~ママの秘密』)
ヴァネッサ・ウィリアムズ (「アグリー・ベティ」)
アンサンブル・キャスト賞(ドラマシリーズ部門)
「ボストン・リーガル」
「クローザー」
「グレイズ・アナトミー」
“Mad Men”
「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」
アンサンブル・キャスト賞(コメディシリーズ部門)
“30 Rock”
「デスパレートな妻たち」
「アントラージュ★オレたちのハリウッド」
“The Office”
「アグリー・ベティ』」
男優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
マイケル・キートン (“The Company”)
ケヴィン・クライン (“As You Like It”)
オリヴァー・プラット (“The Bronx Is Burning”)
サム・シェパード (“Ruffian”)
ジョン・タートゥーロ (“The Bronx Is Burning”)
女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
エレン・バーンスタイン “Mitch Albom's For One More Day”
デブラ・メッシング “The Starter Wife”
アンナ・パキン “Bury My Heart at Wounded Knee”
クィーン・ラティファ (“Life Support”)
ジーナ・ローランズ (“What if God Were the Sun?”)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ (“The Fever ”)
アンサンブル・スタント賞
「24 TWENTY FOUR」
「HEROES/ヒーローズ」
「Lost」
「ROME [ローマ]」
「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」
ハリウッド映画の中にCGが多用されるようになり、スタントマンたちの仕事は激増している。SAGのメンバーでもある米スタントウーマン組合の会長ジェーン・オースティンは、何カ月もかけてSAGと交渉し、スタントマンたちの功績を認めてもらえるよう働きかけたという。オースティンは「大スターたちが出演するブロックバスター・アクション映画はたくさんありますが、その分、たくさんのスタントマンたちが活躍しているのです」と話す。「表彰するという形でなければ、ほとんどのメンバーはそのことに気がつきません」
SAG賞の授賞式は1月27日(日)、ロサンゼルス時間の午後5時から開催される。
全部門のノミネーション・リストは以下の通り。
〈 映画 〉
主演男優賞
ダニエル・デイ・ルイス (『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
ヴィゴ・モーテンセン (“Eastern Promises”)
ジョージ・クルーニー (『フィクサー』)
エミール・ハーシュ (“Into the Wild”)
ライアン・ゴズリング (“Lars and the Real Girl”)
主演女優賞
ジュリー・クリスティ (『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)
マリオン・コティヤール (『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』)
アンジェリーナ・ジョリー (『マイティー・ハート/愛と絆』)
エレン・ペイジ (『JUNO/ジュノ』)
ケイト・ブランシェット (『エリザベス:ゴールデン・エイジ』)
助演男優賞
ハビエル・バルデム (『ノーカントリー』)
トム・ウィルキンソン (『フィクサー』)
ケイシー・アフレック (『ジェシー・ジェームズの暗殺』)
ハル・ホルブルック (“Into the Wild”)
トミー・リー・ジョーンズ (『ノーカントリー』)
助演女優賞
ケイト・ブランシェット (『アイム・ノット・ゼア』)
キャサリン・キーナー (“Into the Wild”)
ルビー・ディー (『アメリカン・ギャングスター』)
エイミー・ライアン (“Gone Baby Gone”)
ティルダ・スウィントン (『フィクサー』)
アンサンブル・キャスト賞
“3:10 to Yuma”
“Into the Wild”
『ノーカントリー』
『アメリカン・ギャングスター』
『ヘアスプレー』
アンサンブル・スタント賞
『ボーン・アルティメイタム』
『300 <スリーハンドレッド>』
『アイ・アム・レジェンド』
『キングダム/見えざる敵』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
〈 テレビ 〉
男優賞(ドラマシリーズ部門)
ジェームズ・ガンドルフィーニ (「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」)
マイケル・C・ホール (「デクスター ~警察官は殺人鬼」)
ジョン・ハム (“Mad Men”)
ヒュー・ローリー (“Dr. HOUSE”)
ジェームズ・スペイダー (「ボストン・リーガル」)
女優賞(ドラマシリーズ部門)
グレン・クロース (“Damages”)
イーディ・ファルコ (「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」)
サリー・フィールド (「ブラザーズ&シスターズ」)
ホリー・ハンター (“Saving Grace”)
キラ・セジウィック (「クローザー」)
男優賞(コメディシリーズ部門)
アレック・ボールドウィン (“30 Rock”)
スティーヴ・カレル “The Office”
リッキー・ジャーヴェイス (Ricky Gervais, Extras
ジェレミー・ピヴェン (「アントラージュ★オレたちのハリウッド」)
トニー・シャルーブ (「名探偵モンク」)
女優賞(コメディシリーズ部門)
クリスティナ・アップル (“Samantha Who?”)
アメリカ・フェレーラ (「アグリー・ベティ」)
ティナ・フェイ (“30 Rock”)
メアリー=ルイーズ・パーカー (『Weeds ~ママの秘密』)
ヴァネッサ・ウィリアムズ (「アグリー・ベティ」)
アンサンブル・キャスト賞(ドラマシリーズ部門)
「ボストン・リーガル」
「クローザー」
「グレイズ・アナトミー」
“Mad Men”
「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」
アンサンブル・キャスト賞(コメディシリーズ部門)
“30 Rock”
「デスパレートな妻たち」
「アントラージュ★オレたちのハリウッド」
“The Office”
「アグリー・ベティ』」
男優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
マイケル・キートン (“The Company”)
ケヴィン・クライン (“As You Like It”)
オリヴァー・プラット (“The Bronx Is Burning”)
サム・シェパード (“Ruffian”)
ジョン・タートゥーロ (“The Bronx Is Burning”)
女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
エレン・バーンスタイン “Mitch Albom's For One More Day”
デブラ・メッシング “The Starter Wife”
アンナ・パキン “Bury My Heart at Wounded Knee”
クィーン・ラティファ (“Life Support”)
ジーナ・ローランズ (“What if God Were the Sun?”)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ (“The Fever ”)
アンサンブル・スタント賞
「24 TWENTY FOUR」
「HEROES/ヒーローズ」
「Lost」
「ROME [ローマ]」
「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」


























































