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米映画興行、1月は好調。花咲く春に期待大

2008/02/04
『スパイダーウィックの謎』に出演するフレディ・ハイモア
『スパイダーウィックの謎』に出演するフレディ・ハイモア
 アメリカの1月の国内興行成績(BOX OFFICE)が、昨年より18%アップの7億8140万ドルを記録した。ハリウッドは、この好景気が春まで続くことを祈っている。

 だがBOX OFFICEは気紛れだ。昨年は、夏の大成功のあとに侘しい秋を向かえ、クリスマスで再び息を吹き返した。

 劇場側も配給側も、“サクラ咲く春”を予想するのには、慣れてしまっている。しかし、今年に限っては春を待つ作品のラインナップに、楽観思想を持つ気持ちもわかる。

 なかには「多すぎる」と言う人もいるかもしれないが、春には様々な作品がラインナップされている。そのなかには、大ヒットの可能性を含んでいる作品もある。フランチャイズ作品として成功の期待がかかる、米パラマウント・ピクチャーズの『スパイダーウィックの謎』(米公開2月14日、日本公開4月26日)に始まり、米20世紀フォックス/ニュー・レージェンシーのSFアクション『ジャンパー』(米公開2月14日、日本公開3月7日)、ニュー・ライン・シネマがおくるウィル・フェレル主演のバスケット・ボール・コメディ“Semi-Pro”(米公開2月29日)、米ワーナー・ブラザースのローランド・エメリッヒ監督新作『紀元前1万年』(米公開3月7日、日本公開4月26日)、そしてフォックスのアニメーション“Horton Hears a Who!”(米公開3月14日)などだ。

 ドクター・スースの絵本「ぞうのホートンひとだすけ」を原作にした“Horton~”は、春シーズン唯一のアニメ映画。その他は様々なジャンルの作品が並び、ライオンズゲート&ワインスタインCo.はマーシャルアーツ・ファンタジー“The Forgotten Kingdom”を、米ソニー・ピクチャーズはリメイク・ホラー作品の“Prom Night”などの公開を予定している。なかにはジャンル分けするのが難しい、米ユニバーサル・ピクチャーズのジョージ・クルーニー&レニー・ゼルウィガー主演“Leatherheads”、ソニーのドラマ作品“21”などがある。

 スタジオのなかには、過去の成功事例にならおうとするところもある。ワーナーは『紀元前1万年』が、昨年『300<スリー・ハンドレッド>』が見せたようなヒット作品に化けることを期待する。ドリームワークス&パラマウントは、カーター・スミス監督の“The Ruins”が『ディスタービア』の軌跡を辿ってくれることに賭けている。

 例年のように、スタジオは夏のスケジュールを空けてくるだろう。しかし4月までのカレンダーは、公開予定作品で埋まっている。少なくともそれを見る限りは、先行きは明るそうだ。

 ひとつ気になるのは、これから3カ月が“ラッシュアワー”に突入しそうなことだ。それぞれの作品は他作品がひしめくなかで、観客の足を向けさせるため、しのぎを削ることになる。

 メジャー・スタジオは、昨年の同時期に上げた成績を超える数字を出すことをねらってくるだろう。ワーナー・ブラザースの『300』は、国内だけで2億1100万ドルを売り上げ、3月に公開された作品の中では歴代1位の興行収入をあげた。他に成功したのは、『団塊ボーイズ』(1億6800万ドル、日本では2月9日公開)、ウィル・フェレルの『俺たちフィギュアスケーター』(1億1800万ドル)、『ゴーストライダー』(1億1600万ドル)など。

 ひとつのスタジオが作品を公開したら、他のスタジオは遠慮するような時代は、遠い昔の話になった。

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