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快調な出足の『ラスト、コーション』意外な層に訴求?

2008/02/08
『ラスト、コーション』
(C) FOUCUS FEATURES,EDKO FILMS/WISEPOLICY
『ラスト、コーション』
(C) FOUCUS FEATURES,EDKO FILMS/WISEPOLICY
 過激なセックス描写が公開前から話題を呼んでいた『ラスト、コーション』(中国、台湾、香港、米合作)。2月2日(土)の公開から好成績をあげているが、観客に60歳以上のシニア層が多く、映画関係者を驚かせている。同作品は戦前の中国を舞台に、敵対する男女が複雑な思いを抱きながら、愛欲に溺れこんでいく様を描く話題作。

 「午前中の1回目はシニアの男性、午後に入っての2回目は、女性のシニアの方が目立ちます。平日も2回目は満席の日が多いのですが、日によっては、その回は半分以上がシニアの方という日もありました」と、映画上映館の関係者は言う。

 さすがに上映が3、4回目になるにつれ、30代、40代や若いカップルも増えていくが、シニア層の多さは特筆すべき。かつて大ヒットした渡辺淳一原作の『失楽園』(1997年)は、観客の多くがシニア層だった。このときは、愛欲シーンが彼らの関心を呼び起こしたが、今回はそうした話題性とともに、戦前の中国という時代設定も、大きな引き金になったのだろう。

 官能描写に引かれた年配男性だけだと、こうした作品はヒットしない。本作が快調な出足になっているのは、男女のシニア層と、20代から50代の女性層まで幅広い客層になっているのが要因。今後も、息の長い興行になりそうだ。

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