
『JUNO/ジュノ』
米脚本家組合(WGA)によるWGA賞が9日(土)夜に発表され、一連の賞レースの大本命を外さずに賞を授与した。すでに様々な賞を受賞している『JUNO/ジュノ』のディアブロ・コディがオリジナル脚本賞を、イーサン&ジョエル・コーエンの2人は『ノーカントリー』で脚色賞を持ち帰った。
WGA賞の発表は、3カ月におよぶストライキに関するメンバー集会がシュライン・オーディトリアムで開かれる直前にアナウンスされた。
WGA西支部は、ストライキのため今年の授賞式イベントを中止に。一方、WGA東支部は、“表彰会”という控えめなセレモニーを開催することにし、ニューヨークのブロードウェイ・ミレニアム・ホテルに400人のゲストを集めた。こちらは、メンバー集会が行われた数時間後のことだった。
WGA賞の発表は、3カ月におよぶストライキに関するメンバー集会がシュライン・オーディトリアムで開かれる直前にアナウンスされた。
WGA西支部は、ストライキのため今年の授賞式イベントを中止に。一方、WGA東支部は、“表彰会”という控えめなセレモニーを開催することにし、ニューヨークのブロードウェイ・ミレニアム・ホテルに400人のゲストを集めた。こちらは、メンバー集会が行われた数時間後のことだった。

『ノーカントリー』
コディが描いた風変わりなティーン映画『JUNO/ジュノ』は、『フィクサー』、“The Savages”、“Lars and the Real Girl”、そして“Knocked Up”を抑えて勝利。コーエン兄弟がコーマック・マッカーシーの原作を脚色したクライム・ムービーは、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『潜水服は蝶の夢を見る』、“Into the Wild”、『ゾディアック』に打ち勝った。
1万2000人いるWGAメンバーの投票によって選ばれるWGA賞。今年の結果は、これまでに発表されているアワードの結果を覆すようなものではなく、とくに『ノーカントリー』に至ってはWGAのほか、米監督組合賞、米俳優組合賞、米プロデューサー組合賞でも栄冠を勝ち取っている。
WGA脚本賞の勝者は、過去13年の間に8回、アカデミー賞と重なっている。昨年はマイケル・アーントが『リトル・ミス・サンシャイン』でダブル受賞。脚色部門では過去13年の間に9回重なっており、昨年は『ディパーテッド』のウィリアム・モナハンが両賞を獲得した。
ドキュメンタリー部門で勝者となったのは『「闇」へ』(シンクフィルム)のアレックス・ギブニー。ほかには“The Camden 28”、“Nanking”、“No End in Sight”、『シッコ』、“The Rape of Europa”がノミネートされていた。ギブニーはまた、2006年にも『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』でWGA賞を獲得している。
一方、テレビ部門で勝者となったのは、NBCの“30 Rock”、“The Office”、HBOの“The Wire”、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」、そしてAMCの“Mad Men”。
中でも“The Wire”は、『デクスター ~警察官は殺人鬼』、“Friday Night Lights”、“Mad Men”、そして前年の覇者『ザ・ソプラノズ』を抑え、最優秀ドラマシリーズに輝いた。
コメディ・エピソード部門で勝者となったのは“The Office”の“The Job”。ポール・リバーシュタイン&マイケル・シュアーが脚本を担当した。ドラマ・エピソード賞は『ザ・ソプラノズ』の“The Second Coming”に。脚本はテレンス・ウィンターだった。
“Mad Men”は最優秀新シリーズ賞を“Damages”、“Flight of the Conchords”、“Pushing Daisies”、“The Sarah Silverman Program”を抑えて受賞。
ブライス・ザベルとジャッキー・ザベルは、ホールマーク・チャンネルの“Pandemic”で長編脚本賞を受賞。TNTの“The Company: A Story of the CIA”では、ケン・ノーランがロバート・リテルの原作を脚色し、長編脚色賞を持ち帰った。
イベントは、長く続いたストライキがついに終焉を迎えるという雰囲気が漂い、終始和やかに進行。しかし、WGA東支部のマイケル・ウィンシップ会長は、まだストライキが終わったわけではない、と話した。“Saturday Night”のセス・メイヤーズは、ピケラインにもっとも頻繁に立っていた1人。「こうしてみなさんの顔を見ると、もう見飽きてウンザリという思いに駆られます」とコメントして爆笑を誘った。
【主なWGA賞 受賞作品一覧】
<映画&テレビ部門>
●最優秀脚本賞
『JUNO/ジュノ』 ディアブロ・コディ (フォックス・サーチライト)
●最優秀脚色賞
『ノーカントリー』 イーサン・コーエン&ジョエル・コーエン コーマック・マッカーシー原作 (ミラマックス)
●最優秀ドキュメンタリー脚本賞
『「闇」へ』 アレックス・ギブニー (シンクフィルム)
●最優秀ドラマシリーズ賞
“The Wire” エド・バーンズ、クリス・コリンズ、デニス・レハーン、デイヴィッド・ミルズ、ジョージ・ペレカノス、リチャード・プライス、デイヴィッド・サイモン、ウィリアム・F.ゾージ (HBO)
●最優秀コメディシリーズ賞
“30 Rock” ブレット・ベアー、ジャック・バーディット、ケイ・キャノン、ロバート・カーロック、ティナ・フェイ、デイヴ・フィンケル、デイジー・ガードナー、ドナルド・グローバー、マット・ハバード、ジョン・ポラック、ジョン・リギー、タミ・サガー、ロン・ウェイナー (NBC)
●最優秀新シリーズ賞
“Mad Men” リサ・アルバート、ブリジット・ベダード、アンドレ・ジャクメトン、マリア・ジャクメトン、トム・パルマー、クリス・プロヴェツァーノ、ロビン・ヴェイス、マシュー・ウェイナー (AMC)
●最優秀ドラマシリーズ エピソード賞(長さ不問、1回放送)
“The Second Coming”(『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』) テレンス・ウィンター (HBO)
●最優秀コメディシリーズ エピソード賞(長さ不問、1回放送)
“The Job”(“The Office”) ポール・リバーシュタイン、マイケル・シュアー (NBC)
●最優秀長編脚本賞 (1時間以上、2部構成含む、1~2回放送)
“Pandemic” ブライス・ザベル&ジャッキー・ザベル (ホールマーク・チャンネル)
●最優秀長編脚色賞 (1時間以上、2部構成含む、1~2回放送)
“The Company: A Story of the CIA” ケン・ノーラン ロバート・リテル著原作 (TNT)
●最優秀アニメーション脚本賞 (長さ不問、1回放送)
“Kill Gil Volumes 1&2”(『ザ・シンプソンズ』) ジェフ・ウェストブルック (米20世紀フォックス)
●最優秀コメディ/バラエティ・シリーズ脚本賞 (トーク番組含む)
“The Colbert Reports” ブライアン・アダムス、マイケル・ブラム、スティーヴン・コルバート、リッチ・ダーム、エリック・ドリスデール、ボブ・ダビン、グレン・エイナー、ピーター・グロス、ピーター・グウィン、バリー・ジュリアン、ジェイ・カットサー、ローラ・クラフト、フランク・レッサー、トム・パーセル、アリソン・シルヴァーマン (コメディ・セントラル)
●最優秀ビデオゲーム脚本賞
“Dead Head Fred” デイヴ・エリス、アダム・コーガン (D3パブリッシャー)
●最優秀ドキュメンタリー賞 時事問題
“Return of the Taliban”(“Frontline”) マーティン・スミス (PBS)
●最優秀ドキュメンタリー賞 時事問題以外
“Billy Strayhorn: Lush Life”(“Independent Lens”) ロバート・レヴィー、ロバート・セイドマン (PBS)
<ラジオ部門>
●最優秀ラジオ・ドキュメンタリー脚本賞
“Go Wireless, Get Connected! ABC’s Technology Survival Guide” アンドレア・スミス (ABC)
●最優秀ラジオ・ニュース 通常番組又は特報
“World NewsThis Week” マリアンヌ・J.プライヤー (ABC)
●最優秀ラジオ・ニュース 解説、特版又はドキュメンタリー
“Passages“ ゲイル・リー (CBS)
1万2000人いるWGAメンバーの投票によって選ばれるWGA賞。今年の結果は、これまでに発表されているアワードの結果を覆すようなものではなく、とくに『ノーカントリー』に至ってはWGAのほか、米監督組合賞、米俳優組合賞、米プロデューサー組合賞でも栄冠を勝ち取っている。
WGA脚本賞の勝者は、過去13年の間に8回、アカデミー賞と重なっている。昨年はマイケル・アーントが『リトル・ミス・サンシャイン』でダブル受賞。脚色部門では過去13年の間に9回重なっており、昨年は『ディパーテッド』のウィリアム・モナハンが両賞を獲得した。
ドキュメンタリー部門で勝者となったのは『「闇」へ』(シンクフィルム)のアレックス・ギブニー。ほかには“The Camden 28”、“Nanking”、“No End in Sight”、『シッコ』、“The Rape of Europa”がノミネートされていた。ギブニーはまた、2006年にも『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』でWGA賞を獲得している。
一方、テレビ部門で勝者となったのは、NBCの“30 Rock”、“The Office”、HBOの“The Wire”、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」、そしてAMCの“Mad Men”。
中でも“The Wire”は、『デクスター ~警察官は殺人鬼』、“Friday Night Lights”、“Mad Men”、そして前年の覇者『ザ・ソプラノズ』を抑え、最優秀ドラマシリーズに輝いた。
コメディ・エピソード部門で勝者となったのは“The Office”の“The Job”。ポール・リバーシュタイン&マイケル・シュアーが脚本を担当した。ドラマ・エピソード賞は『ザ・ソプラノズ』の“The Second Coming”に。脚本はテレンス・ウィンターだった。
“Mad Men”は最優秀新シリーズ賞を“Damages”、“Flight of the Conchords”、“Pushing Daisies”、“The Sarah Silverman Program”を抑えて受賞。
ブライス・ザベルとジャッキー・ザベルは、ホールマーク・チャンネルの“Pandemic”で長編脚本賞を受賞。TNTの“The Company: A Story of the CIA”では、ケン・ノーランがロバート・リテルの原作を脚色し、長編脚色賞を持ち帰った。
イベントは、長く続いたストライキがついに終焉を迎えるという雰囲気が漂い、終始和やかに進行。しかし、WGA東支部のマイケル・ウィンシップ会長は、まだストライキが終わったわけではない、と話した。“Saturday Night”のセス・メイヤーズは、ピケラインにもっとも頻繁に立っていた1人。「こうしてみなさんの顔を見ると、もう見飽きてウンザリという思いに駆られます」とコメントして爆笑を誘った。
【主なWGA賞 受賞作品一覧】
<映画&テレビ部門>
●最優秀脚本賞
『JUNO/ジュノ』 ディアブロ・コディ (フォックス・サーチライト)
●最優秀脚色賞
『ノーカントリー』 イーサン・コーエン&ジョエル・コーエン コーマック・マッカーシー原作 (ミラマックス)
●最優秀ドキュメンタリー脚本賞
『「闇」へ』 アレックス・ギブニー (シンクフィルム)
●最優秀ドラマシリーズ賞
“The Wire” エド・バーンズ、クリス・コリンズ、デニス・レハーン、デイヴィッド・ミルズ、ジョージ・ペレカノス、リチャード・プライス、デイヴィッド・サイモン、ウィリアム・F.ゾージ (HBO)
●最優秀コメディシリーズ賞
“30 Rock” ブレット・ベアー、ジャック・バーディット、ケイ・キャノン、ロバート・カーロック、ティナ・フェイ、デイヴ・フィンケル、デイジー・ガードナー、ドナルド・グローバー、マット・ハバード、ジョン・ポラック、ジョン・リギー、タミ・サガー、ロン・ウェイナー (NBC)
●最優秀新シリーズ賞
“Mad Men” リサ・アルバート、ブリジット・ベダード、アンドレ・ジャクメトン、マリア・ジャクメトン、トム・パルマー、クリス・プロヴェツァーノ、ロビン・ヴェイス、マシュー・ウェイナー (AMC)
●最優秀ドラマシリーズ エピソード賞(長さ不問、1回放送)
“The Second Coming”(『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』) テレンス・ウィンター (HBO)
●最優秀コメディシリーズ エピソード賞(長さ不問、1回放送)
“The Job”(“The Office”) ポール・リバーシュタイン、マイケル・シュアー (NBC)
●最優秀長編脚本賞 (1時間以上、2部構成含む、1~2回放送)
“Pandemic” ブライス・ザベル&ジャッキー・ザベル (ホールマーク・チャンネル)
●最優秀長編脚色賞 (1時間以上、2部構成含む、1~2回放送)
“The Company: A Story of the CIA” ケン・ノーラン ロバート・リテル著原作 (TNT)
●最優秀アニメーション脚本賞 (長さ不問、1回放送)
“Kill Gil Volumes 1&2”(『ザ・シンプソンズ』) ジェフ・ウェストブルック (米20世紀フォックス)
●最優秀コメディ/バラエティ・シリーズ脚本賞 (トーク番組含む)
“The Colbert Reports” ブライアン・アダムス、マイケル・ブラム、スティーヴン・コルバート、リッチ・ダーム、エリック・ドリスデール、ボブ・ダビン、グレン・エイナー、ピーター・グロス、ピーター・グウィン、バリー・ジュリアン、ジェイ・カットサー、ローラ・クラフト、フランク・レッサー、トム・パーセル、アリソン・シルヴァーマン (コメディ・セントラル)
●最優秀ビデオゲーム脚本賞
“Dead Head Fred” デイヴ・エリス、アダム・コーガン (D3パブリッシャー)
●最優秀ドキュメンタリー賞 時事問題
“Return of the Taliban”(“Frontline”) マーティン・スミス (PBS)
●最優秀ドキュメンタリー賞 時事問題以外
“Billy Strayhorn: Lush Life”(“Independent Lens”) ロバート・レヴィー、ロバート・セイドマン (PBS)
<ラジオ部門>
●最優秀ラジオ・ドキュメンタリー脚本賞
“Go Wireless, Get Connected! ABC’s Technology Survival Guide” アンドレア・スミス (ABC)
●最優秀ラジオ・ニュース 通常番組又は特報
“World NewsThis Week” マリアンヌ・J.プライヤー (ABC)
●最優秀ラジオ・ニュース 解説、特版又はドキュメンタリー
“Passages“ ゲイル・リー (CBS)

























































