
7月5日(土)より丸の内TOEI①ほか全国にて日本公開
(C)「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ
(C)「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ
人気作家、横山秀夫原作の『クライマーズ・ハイ』が、東映、ギャガの共同配給により、7月5日(土)からの夏休み公開が決まった。この原作は、すでにNHKが2005年にドラマ化し、高い完成度からその年のギャラクシー賞優秀賞を受賞しており、近年のドラマのなかでは最高峰との評価もあるほど。映画版は果たして、テレビドラマを超えることができるか、今から注目が集まる。
NHK版でよかったのは、名立たる個性派ぞろいだったその俳優陣の演技合戦だ。日航機墜落記事の全権デスクを任される佐藤浩市、記者の大森南朋、新井浩文、社会部長の岸部一徳、社長の杉浦直樹らが、特筆すべき演技を披露した。そのなかでも、記事をめぐって岸部と佐藤が丁々発止の言い合いを繰り広げる様は、テレビドラマ史に残るほどの迫力があった。
映画版では、全権デスク=堤真一、記者=堺雅人、滝藤賢一、社会部長=遠藤憲一、社長=山崎努という布陣になる。他の出演者には、高嶋政宏、小澤征悦、田口トモロヲらが決まっている。映画版も、なかなか曲者ぞろいであり、十分に期待がもてる。
横山原作の映画化は『半落ち』が最初。これが、興行収入19億円を記録し、話題となったが、映画化2作目の『出口のない海』が7億2000万円と苦戦。この『クライマーズ・ハイ』が3作目にあたる。
横山原作の映画化が、いまだ3本とは意外な気もするが、それは彼の小説が活字独特の心理戦が大きな魅力であるとともに、映画向きの派手なアクションが少ないこともあろう。いわば、映画向きの迫力ある映像を作り上げるのが、なかなか難しいと考えられていたのだ。
しかし、そうではないことを証明したのが、『クライマーズ・ハイ』のテレビ版だった。人間同士の緊張感あるやりとりそのものが迫力を生み、それは映像の面白さに十分結実する。おそらく、そうした事実をはっきりさせたのがテレビ版であり、それを十分意識したのが、今回の映画版ということになる。また1本、夏興行に楽しみな映画が加わった。
東映はこれを何としても成功させ、横山原作の映画化を今後も続けたいところだろう。『深追い』『臨場』『看守眼』など、企画の立て方によっては実に興味深い原作が、彼の小説には目白押しだ。
NHK版でよかったのは、名立たる個性派ぞろいだったその俳優陣の演技合戦だ。日航機墜落記事の全権デスクを任される佐藤浩市、記者の大森南朋、新井浩文、社会部長の岸部一徳、社長の杉浦直樹らが、特筆すべき演技を披露した。そのなかでも、記事をめぐって岸部と佐藤が丁々発止の言い合いを繰り広げる様は、テレビドラマ史に残るほどの迫力があった。
映画版では、全権デスク=堤真一、記者=堺雅人、滝藤賢一、社会部長=遠藤憲一、社長=山崎努という布陣になる。他の出演者には、高嶋政宏、小澤征悦、田口トモロヲらが決まっている。映画版も、なかなか曲者ぞろいであり、十分に期待がもてる。
横山原作の映画化は『半落ち』が最初。これが、興行収入19億円を記録し、話題となったが、映画化2作目の『出口のない海』が7億2000万円と苦戦。この『クライマーズ・ハイ』が3作目にあたる。
横山原作の映画化が、いまだ3本とは意外な気もするが、それは彼の小説が活字独特の心理戦が大きな魅力であるとともに、映画向きの派手なアクションが少ないこともあろう。いわば、映画向きの迫力ある映像を作り上げるのが、なかなか難しいと考えられていたのだ。
しかし、そうではないことを証明したのが、『クライマーズ・ハイ』のテレビ版だった。人間同士の緊張感あるやりとりそのものが迫力を生み、それは映像の面白さに十分結実する。おそらく、そうした事実をはっきりさせたのがテレビ版であり、それを十分意識したのが、今回の映画版ということになる。また1本、夏興行に楽しみな映画が加わった。
東映はこれを何としても成功させ、横山原作の映画化を今後も続けたいところだろう。『深追い』『臨場』『看守眼』など、企画の立て方によっては実に興味深い原作が、彼の小説には目白押しだ。




































