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今年は平凡? ベルリン映画祭、批評家たちの評判

2008/02/15
 2月7日(木)から開催されているベルリン国際映画祭は、17日(日)の閉幕まで、残すところあと数日となった。ここまでの期間、同映画祭で上映された作品の評判はというと、大方が「冴えない」「平凡」といった感想が多いようだ。

 開催前にラインナップが発表された段階では、今年のコンペ部門はここ数年の中で最も充実していると思われた。アメリカ製作の作品では、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、イザベル・コイシェ監督のペネロペ・クルス、ベン・キングズレー主演作 “Elegy”、マーティン・スコセッシ監督がローリング・ストーンズをフィーチャーしたドキュメンタリー映画 “Shine A Light”。

 アジアからは中国の Wang Xiaoshuaiの“In Love We Trust”、香港のジョニー・トーが監督した“Sparrow” 、そしてイラン人監督 マジッド・マジディの“The Song of Sparrows”など。トー監督の作品は、彼のファンにとっても賛否両論を分ける反応で、マジディ監督作品は、ほのぼのした味が観客には受けるものの、映画祭の中心となるものではない。

 12日には、韓国のホン・サンス監督の “Night and Day”、エロール・モリス監督がイラクのアブグレイブ刑務所を描いたドキュメンタリー“Standard Operating Procedure” 、マイク・リー監督の“Happy-Go-Lucky” が上映され、少し活気を取り戻したかに見えたが、どの作品も関係者を満足させるまでには至らなかった。

 スターが出演している作品として注目されていた、ジュリア・ロバーツ出演作“Fireflies in the Garden”は、脚本を書いた初監督のデニス・リーの演出が期待はずれの結果を露呈し、エリック・ゾンカ監督のティルダ・スウィントン主演作品“Julia”はゾンカ的主題を扱った作品ながら、酷評を浴びてしまった。

 残りの数日間に上映される作品が、ベルリン映画祭を華やかに締めくくってくれることを期待したい。


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