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オスカー受賞者の声
アカデミー賞 舞台裏メモ

2008/02/27
 ロサンゼルスで現地時間2月24日(日)に行われた第80回アカデミー賞。見事オスカー像を獲得した受賞者たちは、舞台裏でインタビューに答えた。喜びの声をお届けする。

作品賞&監督賞&脚色賞 ジョエルイーサン・コーエンスコット・ルーディン 『ノーカントリー

左からイーサン・コーエン、スコット・ルーディン、ジョエル・コーエン
左からイーサン・コーエン、スコット・ルーディン、ジョエル・コーエン
 コーエン兄弟の舞台裏での様子は、バラバラだった——ジョエルが気楽に長々としゃべる一方で、明らかに落ち着かない様子のイーサン——しかし、2人とも『ノーカントリー』の仕事は、彼らのすべての作品と同じく2人の共同作業であったと認めている。

 「われわれはいつも同じように映画を考える……、仕事の分担なんてない」とジョエルは話した。「最初から最後まで協力してやるんだ」

 長い賞レースのシーズンをどう過ごしたかと聞かれたイーサンは「あー……、えー……、考えないようにしたよ。それは……、あー……、うーん……」と答え、肩をすくめた。

 プロデューサーのルーディンは初のオスカー受賞への思いについてもっと率直だった。

 「こんな素晴らしいことはない。特にこの2人と一緒に受賞したとあってはね」と傍らのコーエン兄弟を示しながら話した。「われわれが関わったもので最高の映画だと思う。初めて見た瞬間から気に入った。すべてジョエルとイーサンに捧げられた賛辞だと思う。感激だ」

主演男優賞 ダニエル・デイ=ルイス 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ダニエル・デイ=ルイス
ダニエル・デイ=ルイス
 「今後25年で飲めるすべてのミルクシェイクを楽しみにしている」と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』での彼の最も印象的なセリフについてのパロディ現象についてコメントしながら、デイ=ルイスは語った。

 「素晴らしいことだと思う。……事実、その芸術形式には長い伝統があって、——アイルランドではクズ、イギリスでは小便というんだけどね。ボロクソに言える材料を提供すれば、彼らはいつも感謝するんだ」

 デイ=ルイスはまた、自分の名前が呼ばれた後、共にノミネートされたジョージ・クルーニーにキスした理由について説明した。

 「ジョージは私のためにいてくれた」と彼は話し、「妻にキスをし、それと平等にするためにジョージにキスをしたんだ」

 空き時間にリラックスするために何をするのかと尋ねられたとき、常に温厚だったデイ=ルイスが、ダニエル・プレインヴューのようなどう猛性を覗かせた。

 「素晴らしいのは、それについて話さなくていいことだ。いますぐにでもできる。なぜかって? 君たちにはまったく関係ないからだ」と、4文字熟語を交えつつ、質問者を制した。

助演男優賞 ハビエル・バルデム 『ノーカントリー

ハビエル・バルデム
ハビエル・バルデム
 助演男優賞を受賞したバルデムは、他の候補者を称えた。「これは宝くじだ。私が他の人たちよりよかったというわけじゃない」。スペイン人のバルデムは、賞レースの間、母親である女優ピラル・バルデムに支えられたことを話した。

 「母は、『飛行機に乗って、遅れないように行くわ。ただ、誰かが私の入国審査を手伝ってくれるようにしておいてね』と言いました」。『ノーカントリー』の俳優は語る。「そして、本日、一緒に座り、緊張する私をなだめてくれます。『なぜ? どうせ受賞しないわよ』と。母はすべてを知り尽くしている。いいときもあれば悪いときもあると。授賞式の間、母と一緒にいて最高だったし、彼女は本当の成功とは仕事がもらえることだとわかっているんだ」

主演女優賞 マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~

マリオン・コティヤール
マリオン・コティヤール
 受賞スピーチと同じくらい息を切らせながら『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のスター、コティヤールは、オスカーを獲得した経験を抑えられない爆発にたとえた。

 「本当にいい気持ち。喜びや輝きや花火や『バーン! バーン! バーン』ってなるものみんなに完全に圧倒されている。まるでそういうものを全部食べて、今、お腹の中で、爆発しているみたい」と彼女は語った。

 また、フランス人女優は彼女に影響を与えた役者の名前を挙げた——メリル・ストリープダニエル・デイ=ルイスケイト・ブランシェットトニ・コレットピーター・セラーズ(「子供のとき、彼と結婚したかった」)。

 コティヤールは、舞台裏で最後にエディット・ピアフの曲「パダン・パダン」——今の彼女の気持ちを最もよく表していると言う歌——からの数小節を歌い、会場には拍手が沸き起こった。

助演女優賞 ティルダ・スウィントン 『フィクサー』

ディルダ・スウィントン(右)
ディルダ・スウィントン(右)
 「『ズーランダー』の逆の瞬間だった。誰か他の人の名前を聞いたと思ったら、突然ゆっくりと自分の名前が聞こえたの」と『フィクサー』での助演女優賞の受賞が発表されたときのことについてスウィントンは語った。「まだその瞬間からいつもの状態に戻っている最中よ。その後、何が起こったかはまったくわからない。『ドレスがズレ落ちていた』と言われても信じるわ」

 そして「ルビー・ディーが受賞するかなと思っていたけど、正直、自分ではないと思っていた」と付け加えた。

 スウィントンは米俳優組合(SAG)のストライキの可能性は心配していないと語った。「ストライキをする理由があるかもしれないという心配はあります。ストライキは、条件がよくないときに私たちができること。最近のできごとでストライキは起こりそうになくなった気がするけど、可能性は常にあると思います。素晴らしく幸運なことに、私はヨーロッパ人ですので、他の惑星で働くこともできるんですけれど」

オリジナル脚本賞 ディアブロ・コディ 『JUNO/ジュノ

ディアブロ・コディ
ディアブロ・コディ
 オスカーのキャストに脚本家たちのストライキが影響したと思うかと聞かれ、オリジナル脚本賞を受賞したコディは「今夜のショーを見たかどうかわからない。心配と胃痛で自分の世界に入っていたから」

 『JUNO/ジュノ』の脚本家は彼女の以前の職業についての記述を“エキゾチック・ダンサー(ストリッパー)”と訂正した。

 「私はダンサーじゃなかった。ダンスは踊れない」と言い、“ストリッパー”が正しい記述ということになる。「お金があったら、報道関係者を買収して、そのことについて2度と触れさせないけど」と冗談を言い、もし自分の身の上話が脚本になるなら、自分で書かなければならないと付け加えた。「バカげた映画になるでしょうね。誰も信じないだろうから」

 また、世の中で変わった職業に就いているアーティストについて、「私にとっては彼らは世界で最も偉大なアーティスト。だって芸術のための芸術をやっているのだから」と話した。

音楽賞 ダリオ・マリアネッリ 『つぐない』

ダリオ・マリアネッリ(左)
ダリオ・マリアネッリ(左)
 「イタリア人であることをとても誇りに思う」と『つぐない』の作曲家マリアネッリは先に発表された美術賞の受賞者、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のダンテ・フェレッティとフランチェスカ・スキャーヴォの受賞を引用して語った。「ダンテと同じときに同じ場所にいられてとても光栄だ」

 マリアネッリは、タイプライターのキーの独創的な使い方は、実を結ぶまでに“いくつもの議論や反対”を経た挑戦だったと語った。

長編ドキュメンタリー賞 アレックス・ギブニー&エヴァ・オーネイ 『「闇」へ』

アレックス・ギブニー(中央)&エヴァ・オーネイ(右)
アレックス・ギブニー(中央)&エヴァ・オーネイ(右)
 『「闇」へ』のプロデューサー、オーネイは、舞台裏で彼女の横にいる監督・プロデューサーのギブニーに感謝を表す機会を得た。「彼はこの映画を作るのに驚くべき執念を持っていた」と彼女は語った。

 ギブニーはいくぶんもっと控えめで、このドキュメンタリー映画で数々の称賛を——そして今やオスカーも——勝ち得たが、今後、ミュージックビデオの監督に戻るかという質問に、ドライに答えた。

 「ああ、ロマンチック・コメディに戻るよ。今やるべきものだね」と彼は語った。

短編ドキュメンタリー賞 シンシア・ウェイド “Freeheld”

シンシア・ウェイド(右)
シンシア・ウェイド(右)
 短編ドキュメンタリー賞を受賞した“Freeheld”の監督・プロデューサー・撮影監督のウェイドは、彼女が映画の題材となる人々と一緒に暮らすために出かけている間、夫に「2人の子供とフルタイムの仕事をやりくりする」よう頼んだことを思い出した。

 しばしば題材と一緒に暮らすのがウェイドのスタイルである。彼女はドキュメンタリー作家を目指す人々に考えを話した——「(ドキュメンタリーを撮るというのは)結婚みたいなもの。良いときも悪いときも、病めるときも健やかなるときも、題材となるものを直視する。何年も題材と一緒に食べ、呼吸し、それは最も価値のある関係のひとつになる」

撮影賞 ロバート・エルスウィット 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ロバート・エルスウィット
ロバート・エルスウィット
 撮影賞を受賞したエルスウィットは、舞台裏で目立たないようにし、再び、プロダクション・デザイナーのジャック・フィスクのロケーション・セットのおかげだと語った。エルスウィットはフィスクを「逸材」と褒め、「彼は驚くべき仕事をした」と語った。

 彼の受賞について「最高の気分だ(けど)イカれている。賞はそういった意味ではバカげたものだ——ノミネートされた人は皆、たぐいまれな才能を持っている。ロジャー・ディキンス(『ショーシャンクの空に』『ファーゴ』)は7回ノミネートされて受賞したことがない。ただの運だよ」

歌曲賞 グレン・ハンサードマルケタ・イルグロヴァ 『ONCE ダブリンの街角で

グレン・ハンサード(左)&マルケタ・イルグロヴァ(右)
グレン・ハンサード(左)&マルケタ・イルグロヴァ(右)
 オスカー授賞式のほんの2、3日前に起こった、昨年の歌曲賞受賞者メリッサ・エスリッジ(『不都合な真実』“I Need to Wake Up”)との驚きの遭遇は、『ONCE ダブリンの街角で』のハンサードとイルグロヴァにとって幸運のお守りとなったようだ。

 「僕たちはレストランにいて、席についてふとあたりを見渡すと、えっ、あれはメリッサ・エスリッジだ。彼女は去年、受賞したんだ!」とハンサードは話した。「僕は彼女に『昨年、受賞した手と握手させてもらえませんか?』と頼んだ。それは僕たちにとって素晴らしい瞬間だった」

 ハンサードは同じアイルランド出身の有名人からお祝いのメッセージももらったと語った。

 「ボノからメッセージをもらうことはアイルランド人にとって最もすごいことのひとつだ」と言い、U2のフロントマンを「わが国の首領」と呼んだ。

 イルグロヴァは、『ONCE ダブリンの街角で』が謙虚に芸術を芸術の形態に戻す役割を果たすことを願うと語った。

 「私たちにとって真実であったことを作る旅に出て、それを多くの人々と共有できると感じた」と彼女は語った。「今では、多くの映画が芸術以外の理由で作られている……芸術は映画が稼ぐと見込まれている金額によっておとしめられている」

外国語映画賞 ステファン・ルツォヴィツキー 『ヒトラーの贋札

ステファン・ルツォヴィツキー
ステファン・ルツォヴィツキー
 『ヒトラーの贋札』の監督、ルツォヴィツキーは、今年の外国語映画賞から漏れた話題作についての論争にはコメントしなかった。

 「失礼だが……ノミネートされなかった人々のことを心配するよりノミネートされることの方がもっと重要だ」監督は笑みを浮かべて言った。

 ルツォヴィツキーはオーストリア初の外国語映画賞受賞に興奮していると語った。

 「オーストリアは通常、オペラやクラシック音楽や演劇がすべてだ……彼らはあまり映画に熱心ではない」と彼は語った。「この賞が、われわれオーストリアの映画製作者を助け……また、政治家が映画業界を支えるようプレッシャーをかけてくれることを願っている」

名誉賞 ロバート・F・ボイル

ロバート・F・ボイル
ロバート・F・ボイル
 98歳のオスカー名誉賞受賞者、ボイルは、若い頃のハリウッドの連帯感が恋しいと認めた。「あの頃、人々はもっと一緒に働いているように思えた。今はもっとバラバラで、それは私が後悔していることだ」

 今のデジタル技術の恩恵を受けた美術を見て、彼は遅れずについていっていないと語った。「私はまったくのパソコン音痴だ。直接手で触れる仕事の古いスタジオシステム出身なんだ」。しかし彼は今の映画製作に“もっと規律”を見たいと語っている。

編集賞 クリストファー・ラウズ 『ボーン・アルティメイタム

クリストファー・ラウズ
クリストファー・ラウズ
 『ボーン・アルティメイタム』で編集賞を受賞したラウズは、1959年に『夜を楽しく』で脚本賞を受賞した父親、ラッセル・ラウズを思い出した。

 「父は私に最も刺激を与えた人物だ」とラッセルは語った。「彼は真っ先に脚本について教えてくれた。私はその脚本を効果的に語るよう務めるんだ」

 めまいがするようなカットの速い『ボーン~』のスタイルについては、「『ボーン・アイデンティティー』や『ボーン・スプレマシー』で始めたスタイルを発展させただけだと思う。できればそのスタイルが動的でボーンのキャラクターを支え、かっこよく見えるものだといい」と語った。

録音賞 カーク・フランシス 『ボーン・アルティメイタム

カーク・フランシス(左)&スコット・ミラン(中央)&デイヴィッド・パーカー(右)
カーク・フランシス(左)&スコット・ミラン(中央)&デイヴィッド・パーカー(右)
 『ボーン・アルティメイタム』で録音賞を受賞した3人のうちの2人、スコット・ミランとデイヴィッド・パーカーはオスカーの常連であり、一緒にノミネートされた“オスカー・バージン”のフランシスによる受賞に笑顔を見せた。

 しかし、フランシスは平然としていて、「これまでに英国映画テレビ芸術アカデミー賞(BAFTA)を2度受賞したことがあるから海の向こうの友達は予期していた」と語った。彼はオスカー像にかける小さなハワイアン・レイも準備してやって来ていた。

音響効果賞 パー・ホールバーグ&カレン・ベイカー・ランダース 『ボーン・アルティメイタム

カレン・ベイカー・ランダース(左)パー・ホールバーグ(右)
カレン・ベイカー・ランダース(左)パー・ホールバーグ(右)
 音声編集者のホールバーグとベイカー・ランダースは受賞スピーチの練習をしていたが、演壇で真っ白になった。2度目の受賞であるホールバーグは、賞を受け取るために舞台に上がって行ったときに「すべてが固まった」と語り、初めての受賞であるベイカー・ランダースはホールバーグをからかいながらも「あそこに行くととても現実離れしている」と認めた。

短編アニメーション賞 ヒュー・ウェルチマン “Peter & the Wolf”

スージー・テンプルトン(左)&ヒュー・ウェルチマン(右)
スージー・テンプルトン(左)&ヒュー・ウェルチマン(右)
 短編アニメーション賞を受賞した“Peter & the Wolf”のプロデューサー、ウェルチマンは舞台上の演壇で「実際、満面に笑みを浮かべていた」と語った。「ただとても興奮していた。とても恐ろしいものになると思っていたけど、ワクワクした」

 ウェルチマンと監督のスージー・テンプルトンは5年の間、ストップモーション映画に取り組んでおり、ウェルチマンはまだ研究していると語ったが、アニメのプロからの反響に満足していた。「(ピクサーの)エドウィン・キャットマルブラッド・バードといった人々が自分たちの方にやって来て、『映画を観たよ。成功を祈る』と言ってくれたのには本当に熱狂した」

美術賞 フランチェスカ・スキャーヴォ 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

フランチェスカ・スキャーヴォ(左)&ダンテ・フェレッティ(右)
フランチェスカ・スキャーヴォ(左)&ダンテ・フェレッティ(右)
 3年前に『アビエイター』でアカデミー賞美術賞を受賞した『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のダンテ・フェレッティとスキャーヴォにとって、プレスルームはかなり見覚えがあるものだったに違いない。

 「最高、最高、最高」とスキャーヴォは監督のティム・バートンと一緒に仕事をした経験について語った。「彼は私の心を開いてくれた。素晴らしいアーティストよ。本当に彼と一緒に仕事をすることは、賞のようなものよ」

視覚効果賞 ベン・モリス&マイケル・フィンク 『ライラの冒険 黄金の羅針盤

ベン・モリス(左から2番目)&マイケル・フィンク(右)
ベン・モリス(左から2番目)&マイケル・フィンク(右)
 『ライラの冒険 黄金の羅針盤』のモリスは視覚効果賞受賞に驚いたと認め、『羅針盤』の受賞理由は「他の映画にはたくさんの壮観な場面があったが、この映画にはたくさんの繊細な演技や親密さがあった。それが際立っていたと思う」と話した。

 VFXのチーフ・スーパーバイザー、フィンクはその考えに同意し、映画の中のすべてのファンタジー要素のうち、「私にとっては会話のシーンがすべてだった」と語った。

メイクアップ賞 ディディエ・ラヴェルニュ&ジャン・アーチバルド 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~

ディディエ・ラヴェルニュ(左)&ジャン・アーチバルド(右)
ディディエ・ラヴェルニュ(左)&ジャン・アーチバルド(右)
 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のメイクアップ・チームは、映画でと同じように舞台裏でも素晴らしいチームワークを見せた:メイクアップ・アーティスト、ラヴェルニュはフランス語で質問にうまく答え、重要なヘアスタイリスト、アーチバルドは英語で答えた。

 「言語がちょっとした障害になるときもあった;私はフランス語がとても苦手だから」とアーチバルドは語った。「それは挑戦だった。そして素晴らしい挑戦だった」

 アーチバルドはまた、マリオン・コティヤールがフランスの女性歌手、エディット・ピアフになり切るために喜んでまゆ毛を剃ったことを付け加えた。

 「まったく問題はなかった。彼女は乗り気だったよ;できるだけよく見えることを望んでいて、そうするのが当たり前みたいな感じだった」

長編アニメーション賞 ブラッド・バード 『レミーのおいしいレストラン

ブラッド・バード
ブラッド・バード
 受賞スピーチで『レミーのおいしいレストラン』の監督、バードは、映画の仕事をしないよう彼を説得しようとした中学校の進路指導カウンセラーに感謝した。舞台裏で彼はそのときの会話が本当に彼の役に立ったことを強調した。「不可能のように思えた」バードは語った。「人生は灸を据えるものだ。十分間に合うときに立ち上がったら、何かが起こる」

 2作連続で長編アニメーション賞を受賞したバードは『レミーのおいしいレストラン』でのオスカー獲得は、『Mr. インクレディブル』での受賞に「劣らず気持ちいいものだ」と語った。

 しかし、バードはサンフランシスコ地震についての次回作“1906”で実写に移行する。当時のサンフランシスコは「すごいことのとても不安定なミックスで、そこに地震を投げ入れる。ポップコーンととてもよく合うよ」

 しかし、バードは再びアニメ賞を競うことがあるのだろうか? 「もっとたくさんアニメーション映画を作りたいから、そう願うよ」

衣装デザイン賞 アレクサンドラ・バーン 『エリザベス:ゴールデン・エイジ

アレクサンドラ・バーン
アレクサンドラ・バーン
 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の衣装デザインを手がけたバーンは、彼女と監督のシェカール・カプールは「歴史的に正確すぎることに反対し、現代の観客に関係のあること」に興味を持っていたと語った。

 「シェカールは歴史的正確さにはあまり興味がなかった」と1998年の『エリザベス』でもノミネートされていたバーンは話した。「(彼は)登場人物の感情や物語の感情について話したわ。この映画で、私たちはエリザベスの不朽の名声への旅を描いた物語を語りたかったの」

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