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老舗ミニシアターで好調、北京オリンピックが舞台の人間ドラマ

2008/02/28
『胡同(フートン)の理髪師』
『胡同(フートン)の理髪師』
 東京・神保町にある老舗ミニシアター、岩波ホールで公開されている中国映画『胡同(フートン)の理髪師』が、好成績を続けている。同作品は、2月9日に公開。1週目が578万円、2週目が481万円の興行収入で、2週間で1000万円を超えた。平日が強く、ほぼ満席の回も続出しているという。60代から、80代とも見受けられる年配層に加え、夜の最終回はサラリーマンや学生、OLの姿も目につく。

 内容は、オリンピックが近づく北京を舞台に、93歳になる実在の理髪師のおじいさんを主人公にしたドキュメンタリー・タッチの人間ドラマ。起伏のあるドラマらしいドラマはないが、仕事をしたり、仲間と麻雀をしたりして、淡々と日常を過ごすおじいさんの姿が、共感を得ているという。

 岩波ホールはこれまで、中国映画のヒット作が多いミニシアターとしても知られる。2億円を突破した『山の郵便配達』をはじめ、1億円を超えた『芙蓉鎮』『乳泉村の子』『阿片戦争』などが目白押し。これらはいずれも15週から20週以上のロングランだったが、今回の『胡同(フートン)の理髪師』は、8週間の公開が番組編成上、すでに決まっている。しかし、ヒットの密度はこれらの作品とあまり遜色がなく、「この勢いであれば、1週平均で500万円の興行収入が期待でき、8週間で4000万円前後の成績がひとつの目安と言えます」と岩波ホールの関係者は語っている。

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