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エドワード・ノートンらが、出演作の公開を求めて抗議

2008/02/28
“Pride and Glory”
“Pride and Glory”
 警察ドラマ“Pride and Glory”の公開延期を決めたニューライン・シネマに対し、ギャヴィン・オコナー監督や、エドワード・ノートン、コリン・ファレル、ジョン・ヴォイトといった出演者たちが抗議を展開している。

 “Pride and Glory”は、警察官を父に持つオコナー監督が、ジョー・カーナハンらと共同で脚本を執筆した自伝的要素の強い作品。家族ドラマに警察腐敗を絡めたハードな作品で、今年3月14日(金)に全米で封切りされる予定だった。

 しかし、昨年末、ニューラインは“Pride and Glory”の公開延期を決定。公開の見通しはいまだ立っていないのが現状だ。

 「映画の製作は順調そのものだったんですが、その後、ニューラインの内部で何か異変があったようなんですよ」と、オコナー監督は説明する。「おそらくボブ・シェイ会長が、この映画を気に入らなかったんでしょう。おまけに彼は、今後はヒットが確実な映画しか公開しないと決めたようです」

 オコナー監督は、現在ニューラインのために新作“Warrior”の脚本を執筆しており、数週間後に提出の期限が迫っているが、同社が“Pride and Glory”の公開日を発表しないかぎり、脚本の提出を見合わせるという。

 ニューラインの公開延期に対し、コリン・ファレルは動揺を隠さない。
 「これまでのキャリアで、自分の自信作が棚上げにされるなんて初めてのこと。エンタテインメント性だけでなく、メッセージがあって、素晴らしい演技まである。そんな映画が公開されないままでいるなんて、おかしな話だ」

 一方、エドワード・ノートンは、ニューライン・シネマの経営事情が関与しているのではないか、と指摘する。「ニューラインがこの映画の魅力に気づかなかった、というわけじゃないと思うんだ。連中はいま麻痺状態に陥っているから、ある特定の映
画が原因というよりも、もっと大きな問題が関与しているんだと思うよ」

 現在、親会社のタイム・ワーナーとの新たな契約条件をめぐり、ニューラインは交渉の最終段階にある。2週間以内に交渉が決着するとみられているが、いずれにせよ、ニューラインが経営規模を縮小することは確実と見られている。

 ギャヴィン・オコナー監督は、ニューラインが公開を決定するか、さもなくば、ほかのスタジオに“Pride and Glory”の配給権を譲ることを求めている。ただし、たとえニューラインが“Pride and Glory”の売却を望んだとしても、製作費3000万ドルのシリアス作品に手を出す配給会社が現れるかどうかは不透明だ。

 かつては、まだ世界的人気を得る前のブラッド・ピットが出演していた『セブン』や、エドワード・ノートン主演の『アメリカン・ヒストリーX』など、過激な映画も勇敢に製作、公開してきたニューラインだけに、今一度、思い切った政策をとって欲しいと願う関係者が多いようだ。

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