
『犬と私の10の約束』(C)2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
女優・田中麗奈の映画出演作が増えている。先に発表された松竹の今年のラインナップでは、3作品に出演。松竹の看板女優といった印象さえ強くなってきた。公開順に、『犬と私の10の約束』(3月15日)、『築地魚河岸三代目』(6月7日)、『ゲゲゲの鬼太郎2』(7月)。ほぼ上半期に、連続して出演する格好だ。松竹以外では、藤沢周平原作の『山桜』(東京テアトル配給)も5月に公開予定。ここまで1人の女優の出演作が、邦画で集中するのは珍しい。
田中麗奈は、映画デビュー作である磯村一路監督の『がんばっていきまっしょい』(1998年)から数えて、今年が10周年となる。『がんばって~』は、数々の映画賞に輝き、田中自身も新人賞を総なめにした。彼女の演技力が高く評価された結果であり、その後、篠原哲雄監督『はつ恋』、本木克英監督『ドラックストア・ガール』、行定勲監督『きょうのできごと』、市川準監督『東京マリーゴールド』、チェン・イーウェン監督『幻遊伝』、天願大介監督『暗いところで待ち合わせ』、佐々部清監督『夕凪の街 桜の国』などに続々出演。その確かな演技が、日本の俊英監督たちから絶大な信頼を得るに至る。
彼女の演技の持ち味は、嫌味のない自然さとともに、役柄を限定しない幅の広さにあ
る。それぞれの監督が、役柄によって違う演技を彼女に要求しても、それに見事に応えることができる能力を持つ。たとえば、昨年の『ゲゲゲの鬼太郎』の猫娘。これなど、非常に難しいキャラクターであったが、その役を逆にトレードマークのようにしてしまった感さえある。
デビュー時には、サントリーのジュースのCM(なっちゃん)で人気者となった田
中だったが、もはやアイドルから脱皮し、邦画界の数少ない演技派女優に成長したと
言えるだろう。それが、作品の多さになって表れている。この10年にわたる堅実な演
技の蓄積が、今後どのような大輪の花に結び付いていくか。非常に楽しみな女優と言
える。
田中麗奈は、映画デビュー作である磯村一路監督の『がんばっていきまっしょい』(1998年)から数えて、今年が10周年となる。『がんばって~』は、数々の映画賞に輝き、田中自身も新人賞を総なめにした。彼女の演技力が高く評価された結果であり、その後、篠原哲雄監督『はつ恋』、本木克英監督『ドラックストア・ガール』、行定勲監督『きょうのできごと』、市川準監督『東京マリーゴールド』、チェン・イーウェン監督『幻遊伝』、天願大介監督『暗いところで待ち合わせ』、佐々部清監督『夕凪の街 桜の国』などに続々出演。その確かな演技が、日本の俊英監督たちから絶大な信頼を得るに至る。
彼女の演技の持ち味は、嫌味のない自然さとともに、役柄を限定しない幅の広さにあ
る。それぞれの監督が、役柄によって違う演技を彼女に要求しても、それに見事に応えることができる能力を持つ。たとえば、昨年の『ゲゲゲの鬼太郎』の猫娘。これなど、非常に難しいキャラクターであったが、その役を逆にトレードマークのようにしてしまった感さえある。
デビュー時には、サントリーのジュースのCM(なっちゃん)で人気者となった田
中だったが、もはやアイドルから脱皮し、邦画界の数少ない演技派女優に成長したと
言えるだろう。それが、作品の多さになって表れている。この10年にわたる堅実な演
技の蓄積が、今後どのような大輪の花に結び付いていくか。非常に楽しみな女優と言
える。
























































