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『クロサギ』アイドル映画的展開で好ダッシュ

2008/03/11

『ドラえもん~』は安定、30億円視野

『クロサギ』完成会見に出席した山崎努、市川由衣、哀川翔、堀北真希(左から)
『クロサギ』完成会見に出席した山崎努、市川由衣、哀川翔、堀北真希(左から)
 人気グループ「NEWS」の山下智久の初主演映画『クロサギ』が8日(土)に公開され、好調な出足を見せた。8、9の2日間では、全国動員23万8000人、興行収入2億9000万円。これは、『NANA2』(06年12月公開、12億5000万円)の対比172%。東宝では、興収25億円が視野に入ったとしている。

 客層が興味深い。女性が9割近くを占め、中高生が圧倒的に多い。さらに小学生も交じっているというから、まさにこれは、山下のパワーによるアイドル映画的な展開と言っていい。最近、ジャニーズ事務所所属のタレントが映画に主演しても、なかなかアイドル映画とは呼ばれなくなった。作品選び自体も、アイドルという枠にとらわれることなく、ジャンルは多岐にわたっており、その言葉自体が死語と化しているともいえる。だが、『クロサギ』のスタートと客層を見るかぎり、内容はともかく久しぶりのアイドル映画的な展開になるかもしれない。

 一方、東宝配給で同日初日の『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』は、2日間で46万人、興収5億2000万円。昨年の『のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』(35億4000万円)の92%。今回、全くのオリジナル作品であり、知名度の点で少し弱かったか、若干数字を落とした。しかし、やはり抜群の安定感がある。レギュラー声優陣が入れ替わり、新たにスタートした06年からの、3年連続30億円突破という快挙に向けて、まずは順調なスタートをきったと言えるだろう。

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