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『シークレット・サンシャイン』が
『ラスト、コーション』を抑え
アジア・フィルム・アワード3冠

2008/03/18
最優秀主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンを中心に『シークレット・サンシャイン』チーム
最優秀主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンを中心に『シークレット・サンシャイン』チーム
 3月17日(月)香港で開催された第2回アジア・フィルム・アワードで、韓国イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』が最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞の3冠に輝いた。また特別賞として功労賞を山田洋次監督が受賞。2007年のぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞した石井裕也監督がエドワード・ヤン新人賞を受賞した。『それでもボクはやってない』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』など、主要賞にノミネートされていた日本の作品は惜しくも受賞を逃した。

授賞式の山田洋次監督
授賞式の山田洋次監督
 『シークレット・サンシャイン』はシングルマザーが見知らぬ街で新しい愛を探す、胸が締め付けられるような物語で、主演のチョン・ドヨンはこの作品の演技により、昨年5月のカンヌ映画祭で主演女優賞を受賞して以来、メジャーな映画賞を続々と獲得している。

 今回のアワードで特に注目されたのは作品賞や監督賞にノミネートされた中華人民共和国の芸術大作“The Sun Also Rises”の受賞の動向。観客の評判は上々だったが批評家達の反応は鈍く、この映画でも素晴らしい演技を披露したベテラン俳優ジョアン・チェンが、誰もが納得の最優秀助演女優賞を受賞したほかは、最優秀美術賞との2冠となった。



エドワード・ヤン新人賞を受賞した石井裕也監督
エドワード・ヤン新人賞を受賞した石井裕也監督
 終わってみると、主要賞のほとんどは中華圏の映画が制し、アジアでもっとも映画産業が活発な国であるインドは“Om Shanti Om”の音楽を担当したヴィシャール・ダドラニとシャンカール・ラヴジアニの二人が最優秀オリジナル音楽賞を受賞するにとどまった。

 ただ、中国本土で大胆なセックス・シーンが問題となっていた『ラスト、コーション』主演女優のタン・ウェイは、今回は無冠に終わった。


第2回アジア・フィルム アワードの主な受賞は以下のとおり。

最優秀作品賞 『シークレット・サンシャイン』
最優秀監督賞 イ・チャンドン『シークレット・サンシャイン』
最優秀主演男優賞 トニー・レオンラスト、コーション
最優秀主演女優賞 チョン・ドヨン『シークレット・サンシャイン』
最優秀助演男優賞 スン・ホンレイ『モンゴル』
最優秀助演女優賞 ジョアン・チェン“The Sun Also Rises”
最優秀脚本賞 アウ・キンイーワイ・カーファイ“Mad Detective”
最優秀撮影賞 リャオ・ペンジュン『ヘルプ・ミー・エロス』
最優秀美術賞 チャオ・ジウピン&ジャン・チェンチン“The Sun Also Rises”
最優秀オリジナル音楽賞 ヴィシャール・ダドラニ&シャンカール・ラヴジアニ
最優秀編集賞 デイヴィッド・リチャードソン『アイ・イン・ザ・スカイ』
最優秀視覚効果賞 ン・ユンファイ“The Warlords”
特別功労賞 山田洋次
エドワード・ヤン新人賞 石井裕也

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