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大物2人に見初められたシンデレラボーイ

2008/03/23

レオ&リドリー・スコットで映画化“The Low Dweller”の脚本家

レオナルド・ディカプリオ
レオナルド・ディカプリオ
 ブラッド・インゲルスビーは先週まで、ペンシルベニア州の実家に住みながら、父親の保険会社で働く27歳の青年だった。しかし今月13日(木)に、初めて書き上げた脚本でひと財産を手に入れた。リドリー・スコットが監督を務め、レオナルド・ディカプリオが主演するかもしれないからだ。

 その脚本“The Low Dweller”を、リラティヴィティ・メディアが他4社を押しのけ65万ドルで獲得。1986年のインディアナ州を舞台にしたダーク・ドラマの映画化権を手に入れた。殺人罪で捕まり、何年もの間刑務所生活を送ったスリム役をディカプリオが演じる予定。主人公は、辛抱強く彼の帰りを待っていた恋人と結婚することを唯一の目標としてきたが、釈放後、弟がギャンブルが原因の些細なケンカに巻き込まれ殺されていたことを知る。そして、罪を償ったばかりでありながら、復讐から目をそむけるわけにはいかなくなっていく、というストーリーだ。

 アメリカン・フィルム・インスティテュートで、2年にわたって脚本執筆を学んだインゲルスビー。その後実家に戻り、働きながら脚本を書いていた。「フォーカス・フィーチャーズのマイケル・プラスに感謝しなければ」。プラスは、今年1月に読んだ彼の脚本に惚れこみ、脚本をエージェントたちに回していた。WMAが早急に契約を結び、スコット・フリーと繋げた。その後すぐに、ディカプリオのアピアン・ウェイと、リラティヴィティのライアン・カヴァナーが企画に乗った。

 製作時期は決まっていないが、『ノーカントリー』のようなプロットであるのに加え、無骨な作品であるため、撮影期間が1カ月弱でも大丈夫なのではないかと言われている。スコット監督とディカプリオは、米ワーナー・ブラザースの“Body of Lies”で組んだばかり。再び別の大作を一緒に撮る予定もあるが、この程度の規模の作品ならばなんとかスケジュールにねじ込めるのではないかと見られている。

 ディカプリオは、同じようなスケジュール調整を“Shutter Island”でやったばかり。マーティン・スコセッシ監督と“The Wolf of Wall Street”を共に作る予定だったが、企画が頓挫したと分かり次第、すぐに“Shutter Island”に鞍替え。出演の理由は、SAG(米俳優組合)の契約が6月に失効する前に、撮り終えることができるだろうと考えられているからだ。

 リラティヴィティが、“The Low Dweller”の資金調達をするのか、またはどこかのスタジオに渡すのか、はたまた大手スタジオにお願いするのかは、明らかになっていない。

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