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青春映画の金字塔『純愛日記』17年ぶりリバイバル
デジタル・リマスター“完全版”で復活

2008/03/24
『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』
『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』
1971年に日本公開され、当時の若者の間で熱狂的な支持を受けたスウェーデン映画『純愛日記』が、このゴールデンウィークにデジタル・リマスターの“完全版”でよみがえる。タイトルは原題の英語表記『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』となり、4月26日(土)、恵比寿ガーデンシネマほかで公開される。

 ストックホルムを舞台に、15歳の少年と14歳の少女の淡い恋愛を描く青春ラブストーリー。監督は、これがデビュー作となった当時弱冠26歳のロイ・アンダーソン。70年のベルリン国際映画祭に出品されて、批評家特別賞を受賞するなど高い評価を得た。日本公開は、松竹富士の前身である松竹映配の配給で71年の6月。東京での公開劇場は、丸ノ内松竹などだった。

『愛おしき隣人』
『愛おしき隣人』
 当時、日本の若者、特に10代から圧倒的な支持を受けたのは、中身のみずみずしさもさることながら、別の側面が大きかった。そのポイントとは、金髪少女の薄手の黒いジャンパーにミニスカート姿が印象的なポスターと、1回聴けば忘れられないもの悲しい旋律のテーマ曲。特に後者の要素が強く、同時期公開の大ヒット作『小さな恋のメロディー』も、あの名主題歌がなければあそこまでブームを巻き起こしたかどうか疑問だったように、 当時の映画において音楽が果たす役割は、今とは比較にならないくらい大きかった。

 今回のリバイバル上映は、恵比寿で同日に封切られるアンダーソン監督の7年ぶりの新作『愛おしき隣人』に合わせたもの。同作も、昨年のカンヌ国際映画祭・ある視点部門に出品され評判となったが、50代以降の世代には『純愛日記』が40年近い歳月を経て上映されるのが朗報だろう。当時はカットされたシーンもデジタルで修復され、上映時間も16分長い114分の“完全版”だけに、この青春映画の古典で、自分の青春を思い起こしてみるのも楽みのひとつ。また若い人は、たとえば『恋空』あたりと見比べて、青春映画の変遷に思いをはせるのも一興かもしれない。

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