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『クライマーズ・ハイ』劇場関係者の期待度上昇中

2008/06/30
『クライマーズ・ハイ』
『クライマーズ・ハイ』
 横山秀夫の原作を映画化した『クライマーズ・ハイ』に、劇場関係者の期待が集まっている。出演は堤真一堺雅人遠藤憲一田口トモロヲ山崎努ら。日航ジャンボ機の墜落に端を発した地方新聞社の取材過程を追っていく群像ドラマだが、その緊迫感ある映像、俳優たちの演技力などに称賛の声が上がっている。

 千葉のあるシネコン支配人は、「俳優たちそれぞれの持ち味を生かした演技に、とにかく感心しました。緊迫感ある原田眞人監督の演出も見事です。原作者が、ポスターのなかで監督の力量を褒めているのも納得です。どういった興行になるのか興味津々ですね」と語る。 また、東京のある興行会社の番組編成担当者は、「人気テレビドラマの映画化も時代のすう勢として分かりますが、それだけでは興行は細くなります。作品のバランスをとる意味でも、本格的な作品の登場が必要で、今年の『クライマーズ~』はその1本だと思います。こうした作品が興行的にいい結果が出ると、映画界はさらに盛り上がります」という。

 劇場での前売り券販売はそれほどではないが、それは作品のカラーが影響しているからだろう。

 しかし、劇場関係者の期待感は、良質な作品はやはりヒットしてほしいという、至極当たり前な願いから生まれているようにみえる。人気テレビドラマの映画化や、テレビで頻繁に宣伝される作品ばかりに人々の関心が集中しがちな最近の映画興行に、一石を投じることができるかどうか、7月5日の公開が待ち遠しい。

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