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『ハルク』にみる米マーベルの映画戦略

2008/08/08
『インクレディブル・ハルク』
『インクレディブル・ハルク』
 米マーベル・コミックの人気シリーズを実写映画化した『インクレディブル・ハルク』が公開中だが、映画を見た観客の間でラストに登場するキャラクターが話題になっている。このキャラクターは、映画とはまったく関係ない人物。だがそのキャラクターは、ほかのマーベル・コミック原案作品のヒーロー本人であることから、観客たちはそのユニークな登場ぶりに驚いたようだ。

 「お客さんの何人かが、興奮気味にそのことについて話しているのを聞きました。『~ハルク』の内容そのものより、新キャラクター登場のほうを面白がっているようでしたね。最後の最後でまったく突然に登場するので、お客さんを喜ばせているような印象を受けました」と話すのは、メイン館となる東京・有楽町スバル座の劇場関係者だ。

 9月27日に公開を控える『アイアンマン』でも、最後にユニークなキャラクターが登場する。これは、今後製作される予定のマーベル・コミック作品のヒーローで、すでに公開された米国では大きな評判を呼んだという(6月13日関連記事)。

 映画のヒーローとは別に、その作品に関係ないヒーローが登場する展開は、コミックを原案にした映画化を続々と計画する米マーベル社の映画戦略の1つだ。作品の相互間で各キャラクターが入り交じるような展開を、連続的に推し進めていくこの戦略は、ファンにはたまらない魅力に映るだろう。

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