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引退覚悟の神山監督「僕の気持ち通じた」
『ラストゲーム』初日挨拶で悲壮な決意語る

2008/08/23
神山征二郎監督、富司純子、石坂浩二、渡辺大、柄本明、原田佳奈(後列左から)、柄本祐、三波豊和(前列左から)
神山征二郎監督、富司純子、石坂浩二、渡辺大、柄本明、原田佳奈(後列左から)、柄本祐、三波豊和(前列左から)
 神山征二郎監督の新作で、渡辺謙の長男・渡辺大の初主演映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』が23日(土)、全国145スクリーンで公開された。東京・新宿バルト9で行われた舞台挨拶では、神山監督、渡辺をはじめ、石坂浩二柄本明富司純子ら8人が顔をそろえた。

 この日は朝早く目が覚めてしまったという神山監督。「監督生活37年になりますが、こんなに緊張した初日は初めて。お客さんの数が少なかったら引退しようと思っていた」と悲壮な覚悟を明かした。しかし、早慶OBを含む満員の場内を見渡し、「僕の気持ちが届いた」と感無量の面持ちだ。

 主演の渡辺も、「手ごたえはあったが、この瞬間を迎えるまでは何とも言えない気持ちだった」と不安だった心中を吐露。それでも、「昨年の夏、オーディションで監督に選んでもらってからすべてが始まった。この初日も早慶戦の歴史の一部になってくれたらうれしい」と晴れやかな笑顔を見せた。

 また、早大野球部顧問の飛田穂洲を演じた柄本は、「“負”の時代だからこそ輝く青春が見えやすくなっている。平和であるがゆえに理解できない事件が続く今こそ、この作品を通して皆で平和を見つめ直してもらいたい」と訴えた。

 配給のシネカノンは、興行収入10億円を目指している。

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