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柔道・野村忠宏「北京出たかった…」
『イントゥ・ザ・ワイルド』試写会で胸中語る

2008/08/25
野村忠宏
野村忠宏
 ショーン・ペンの監督最新作『イントゥ・ザ・ワイルド』の試写会が25日(月)、東京・麹町のTOKYO FMホールで行われた。

 ペンが10年の歳月をかけて映像化した意欲作で、『スピード・レーサー』のエミール・ハーシュが主演。アメリカ東海岸の裕福な家庭で育ち、エリートコースを約束された若者がすべてを捨て、まったく新しい価値観の人生をおくりながら真の自由や幸福を模索する姿を描く。

 ゲストで登壇したのは、アトランタ、シドニー、アテネと五輪3連覇を成し遂げた柔道の野村忠宏。4月の全日本選手権準決勝で敗れたため、北京五輪には出場できず、プライベートで応援に行ったという。「北京に出たかった……。それぞれの分野で輝く選手を見るのは、正直悔しかった」と無念の胸中を明かした。

 野村は同作を見て、1996年のアトランタで金メダルを獲得したころの自分を思い出したそうだ。「当時は、ただただ世界一になりたい! とがむしゃらに突き進んでいました。主人公の生き方と似ていました」と振り返った。

 現在はひざのじん帯を手術し、リハビリ生活をおくっており、「何もかも捨ててもう1度世界一を目指したい! と言えるところまできていない。心技体すべてがそろわなければいけないのに、今は柔道に対する自分の気持ちも分からない」と歯切れが悪い。それでも、「僕が今後の柔道人生について考えさせられたように、これから進むべき道に迷っている人は、この作品を通して自分らしく正直に生きることについて考えてみてください」と複雑な心中を吐露しながらアピールした。

 スタイルジャム配給で、9月6日(土)から東京・日比谷のシャンテシネほかで全国公開。

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