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“売れっ子”中村義洋監督にオファー殺到

2008/08/27
中村義洋監督
中村義洋監督
 竹内結子阿部寛が主演の『チーム・バチスタの栄光』で邦画のメジャーデビューを飾った中村義洋監督に、演出オファーが相次いでいる。

 今年はさらに、堺雅人主演の『ジャージの二人』がヒット中。現在は伊藤淳史高良健吾らが出演の『フィッシュストーリー』を手掛けており、来春、東京・渋谷のシネクイントほかで公開が予定されている。

 中村監督は1970年生まれ。成城大学の映画研究部出身で、自主映画の登竜門とも言えるぴあフィルムフェスティバル(PFF)で入選したこともある。大学卒業後は、崔洋一監督らのもとで助監督を務め、『刑務所の中』や『クイール』、中田秀夫監督の『仄暗い水の底から』などの脚本を担当するなど、早くからその才能を開花させてきた。

 中村監督をよく知る映画関係者は言う。「PFFに応募したとき、審査員だった崔監督に作品を褒められたようですね。崔監督は特に、彼の脚本の才能を買っていたみたいで、以降、自身の作品の脚本担当として、彼を起用するようになっていったと聞いています」

 中村監督の名を世に知らしめたのは、昨年公開されヒットした『アヒルと鴨のコインロッカー』。原作者の伊坂幸太郎も絶賛したほどで、自身の原作の今後の映画化を任せることをほのめかされたという。それが期せずして、新作の『フィッシュ~』で実現することになったわけだ。

 「脚本の手直しが、あまりできなかったようだ」(前出映画関係者)という『チーム・バチスタの栄光』の後は、単館系作品の演出に戻っている。もちろん、そちらのほうが得意分野だろうが、中村監督には邦画メジャーの大作にもどんどんチャレンジしていってほしいと思う。崔監督が認めたのは、そうしたスケールの大きな才能であるはずだから。


『フィッシュストーリー』の撮影現場取材記事はこちら

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