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『パコと魔法の絵本』観客層の広がりに期待
中島哲也ファン+ファミリー層もくろむ

2008/09/10
『パコと魔法の絵本』(C)2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
『パコと魔法の絵本』(C)2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
 13日(土)から公開される中島哲也監督の待望の新作『パコと魔法の絵本』が、一般試写会での反応も上々なことから、製作関係者、配給関係者が期待の度合いを高めている。

 これまで一般試写会が頻繁に行われたが、各会場には20代、30代の女性のほかに、子ども連れの母親といったファミリー層も数多く見受けられ、なかでも子どもたちのリアクションが良いケースが多いという。「子どもたちだけではなく、女性たちもラストで涙ぐむ人もいたりして、総体的にいい反応ですね。ただ、映画に入り込めない人もいるみたいで、両極端な面もあります」(試写会を開催した映画館関係者)

 登場人物たちの誇張されたビジュアルを含め、極めてファンタジー的要素が強い作品ということもあり、当然ながら配給の東宝は若い層に加えファミリー層まで、観客層の幅を広げている。ただ内容の点で、子どもたちが理解できるかどうか、製作委員会の中には疑問を呈する声もあった。しかし、一般試写会を重ねるに従って子どもたちにも好反応が出ていることから、ファミリー層へのアピールに確かな手応えを感じているとみられる。

 映画ファンにとっては、『下妻物語』と『嫌われ松子の一生』のイメージが強い中島監督だが、本人が新たな作品世界にチャレンジした以上、観客層もまた変化していくのは当然だろう。ただ宣伝面では中島監督の色も相当出ているから、これまでのファンも相当な期待を持つとみられる。ファミリー層と若い層。この層がうまく交じり合うと、興行に大きな弾みがつくことになるが、果たして結果はどうなるだろうか。

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