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たけし毒舌全開ヴェネチア報告
ライバルめった切り「ポニョより亀の方が強い」「ミッキー・ローク腹立たしい」

2008/09/11
 第65回ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門に出品された、北野武ビートたけし)監督の最新作『アキレスと亀』の完成披露試写会が11日(木)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。

 主要な賞には絡まなかったものの、ヴェネチアの熱狂であらためて“世界のキタノ”を印象付けたたけしは、充実感に満ちた表情。「ここ3年くらい、“TAKESHIS'”を撮って事務所が傾き、“監督・ばんざい!”でめちゃくちゃ危なくなり、(所属タレントの)山本モナ(の不祥事)で完全に終わった。借金を全部返そうと思い、散財して作った」と舌も滑らかだ。

 ヴェネチアでの上映(8月29日関連記事)は「(金獅子賞受賞の)“HANA-BI”の時と変わらないくらい盛り上がって、もしかして(賞を)取るかもって話をして乾杯していた」という。だが、「3日後に、“股の下のポニョ”っていう憎たらしい映画が、同じような反応でいやな予感がした。ポニョより亀の方が強いだろうと思っていたら、結果的にミッキー・ロークが持っていったので腹立たしい」と毒舌全開で振り返った。

麻生久美子、北野武、樋口可南子、柳憂怜(左から)
麻生久美子、北野武、樋口可南子、柳憂怜(左から)
 さらに、イタリアの映画誌「フィルム・クリティカ」が選ぶ「バストーネ・ビアンコ(白いつえ)賞」を受賞したが、「リタイアしろっていうのか? って文句を言いたい」と吐き捨てるなど“絶口調”。怒りの矛先は、この日の劇場にも向けられ、「スクリーン・テストをしたらひどいもんで、(映写機のレンズなど)すべて入れ替えた。ここがいいのは場所だけだな」と勢いは止まらなかった。

 それでも、やはり日本での反応が気になるようで、「海外での評価は高いけれど、日本ではダメと言われ続け、もう涙もかれ果てた。楽しんでください」と自ちょう気味にアピール。たけしの妻を演じた樋口可南子は「女優として初めてウサギの着ぐるみを着たり、ビックリするシーンの連続だったけれど、ヴェネチアでは夢を見ているようで、いい経験をさせてもらった。すべて監督のおかげです。たくさんの方に見ていただきたい」と、役柄同様に内助の功を発揮していた。

 東京テアトル/オフィス北野配給で20日(土)、東京・テアトル新宿ほかで全国公開。

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