東宝配給の『パコと魔法の絵本』が13日(土)、絶好のスタートを切った。15日までの3日間で38万3000人を動員し興行収入4億6793万円を記録。東宝は、25億円突破の可能性が高いとした。同社配給作品としては、興収20億円到達が間近の『デトロイト・メタル・シティ』よりもいい出足だ。
『パコ~』は、『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』を手がけた中島哲也監督の最新作。さまざまな境遇の人たちが集まった病院を舞台に、1日しか記憶がもたない少女パコのために“患者たち”が奔走するファンタジー。客層は、小学校低学年の子どもと親のファミリー層と、20代から30代の女性が中心となった。
女性の人生模様を描いた前2作から変幻自在な作風で知られる中島監督は今回、ファンタジー色を前面に出して製作。登場人物の奇想天外なビジュアルを含め、その実験的な試みに前2作の支持層からは拒否反応も出るのではないかと思われたが、むしろこれまでのファンに加え子どもたちをも動員した。
テレビ局横断型の多様な情報露出、内容の高い評価に裏打ちされた中島演出の人気、パコを演じたアヤカ・ウィルソンをはじめ、役所広司、妻夫木聡、土屋アンナら充実した俳優陣の安定感もヒットの要因と言える。また、観客の80%近くを女性層が占めさせた笑って泣けるファンタジーであるという要素も大きい。
『パコ~』は、『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』を手がけた中島哲也監督の最新作。さまざまな境遇の人たちが集まった病院を舞台に、1日しか記憶がもたない少女パコのために“患者たち”が奔走するファンタジー。客層は、小学校低学年の子どもと親のファミリー層と、20代から30代の女性が中心となった。
女性の人生模様を描いた前2作から変幻自在な作風で知られる中島監督は今回、ファンタジー色を前面に出して製作。登場人物の奇想天外なビジュアルを含め、その実験的な試みに前2作の支持層からは拒否反応も出るのではないかと思われたが、むしろこれまでのファンに加え子どもたちをも動員した。
テレビ局横断型の多様な情報露出、内容の高い評価に裏打ちされた中島演出の人気、パコを演じたアヤカ・ウィルソンをはじめ、役所広司、妻夫木聡、土屋アンナら充実した俳優陣の安定感もヒットの要因と言える。また、観客の80%近くを女性層が占めさせた笑って泣けるファンタジーであるという要素も大きい。
30代から40代、さらにその上の70代あたりまでの男女という、『パコ~』とは対極の客層をターゲットに素晴らしいスタートを切ったのが、松竹配給の『おくりびと』だ。13~15日の3日間で29万5000人、興収3億5000万円を記録。20億円台が十分に狙える見事な出足を見せた。本木雅弘演じる納棺師を主人公にした感動ドラマは、モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞。各マスコミが大きく取り上げたことから、一気に火がついた格好だ。
人の死を描き、大ヒットした作品といえば、伊丹十三監督の『お葬式』がある。もちろん『おくりびと』は、全く違った体裁の作品として浸透していったが、人の死をダイレクトに描く作品にはある年代以降の人々は大きな関心を抱くもの。それを強力に押し上げたのがモントリオールや米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表決定などで、ここにも情報伝達の重要さが表れている。客層から判断して平日の動員が見込めるため、今後は『パコ~』と、いい勝負を繰り広げていくかもしれない。
人の死を描き、大ヒットした作品といえば、伊丹十三監督の『お葬式』がある。もちろん『おくりびと』は、全く違った体裁の作品として浸透していったが、人の死をダイレクトに描く作品にはある年代以降の人々は大きな関心を抱くもの。それを強力に押し上げたのがモントリオールや米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表決定などで、ここにも情報伝達の重要さが表れている。客層から判断して平日の動員が見込めるため、今後は『パコ~』と、いい勝負を繰り広げていくかもしれない。



























































