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好調維持する邦画が夏興行けん引

2008/09/26
『崖の上のポニョ』(C)2008二馬力・GNDHDDT
『崖の上のポニョ』(C)2008二馬力・GNDHDDT
 2008年夏興行の作品別興行収入がほぼ出そろった。6月下旬から8月下旬に公開された作品が対象で、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が群を抜いたトップ成績となった。現在145億円を突破しており、150億円超えは確実だ。

 第2位は人気ドラマの映画化『花より男子ファイナル』で、77億円前後が見込まれる。スティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は第3位で57億円。以下、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束シェイミ』(約48億円)、『20世紀少年』(約40億円)、『ハンコック』(約35億円)、『デトロイト・メタル・シティ』(23~25億円)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(22~23億円)と続く。

 興収20億円を超えた作品が並ぶと、洋画の不振が際立つ夏興行だったと言っていい。若い男女の客層が目立った『ハンコック』は、目標額にこそ届かなかったものの及第点をつけても良いが、期待された『カンフー・パンダ』、『セックス・アンド・ザ・シティ』、『ダークナイト』の3作品が、突出した成績を記録できなかったのは痛かった。かろうじて15億円は超えたものの、若者の深刻な洋画離れが顕著に表れる結果となった。

 邦画は東宝作品が圧倒した。特に『ポニョ』と『花男』の大ヒットは特筆に値する。『ポニョ』はファミリー層ばかりてはなく、20~30代の男女を取り込んだことが強みだった。根強いジブリ神話の表れであり、圧倒的な人気となった主題歌のインパクトもち密な製作姿勢が生んだものだろう。

 7、8月の全体の興行収入は、昨年を上回った。ジブリ作品の頭抜けた成績が一番の理由だが、上位を占めた邦画が不振の洋画を補う結果となった。

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