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新藤兼人監督“生徒”の個性を称賛
『花は散れども』初日舞台挨拶

2008/09/27
大竹しのぶ、渡辺栄香、新藤兼人監督、大西賢、吉久直希(前列左から)、柄本明、豊川悦司、六平直政、川上麻衣子(後列左から)
大竹しのぶ、渡辺栄香、新藤兼人監督、大西賢、吉久直希(前列左から)、柄本明、豊川悦司、六平直政、川上麻衣子(後列左から)
 日本映画界現役最高齢、96歳の新藤兼人監督の最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』が27日(土)、全国12スクリーンで公開。メイン館となる東京・シネカノン有楽町1丁目で行われた舞台挨拶には、新藤監督をはじめ“新藤学校の生徒”が顔をそろえた。

 広島で過ごした少年時代に多大な影響を受けたという小学校時代の恩師を軸に、脚本家として自立するまでを描く自伝的内容。新藤監督は、腰を痛め車いすに座ってメガホンをとったが、「有利な面があった。それは、全体を客観的に見れたという初めての体験ができたことです」と悠然と語った。そして、「俳優の皆さんはすごい人ばかりだから、1つ言ったら100わかってくれた。だから撮影は毎日早く終わったのです」と称賛した。

 これには“生徒”らも恐縮しきり。主演の柄本明が「監督は現場で熱が入ると、もう元気で元気で……。非常に感動的な瞬間だった」と話せば、大竹しのぶは、「いとおしく感動的な現場だった。監督から素敵な言葉をたくさんもらいました」と感無量の面持ち。“若き日の新藤兼人”に抜擢された豊川悦司にいたっては、「監督は映画界ではヤクザの親分みたいな方ですから、本当に緊張した」と最敬礼だ。

 また、2カ月間にわたる広島ロケでは、酒をくみ交わしながらの映画談議に花を咲かせたという。大竹は、「撮影時間よりも食事の時間の方が長かったくらい。監督が話してくれる溝口健二監督のお話などが面白くて、私たちはただ聞いているだけだった」と振り返った。

 “生徒”らの話を静かに聞き入っていた新藤監督だが、「個性がぶつかり合って集団になる。今回の撮影での皆さんの個性、本当に面白かった。映画を撮るというのは、映画に生きる、そして人生そのものです」と話し、“授業”を締めくくった。

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