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P・マッカートニー、ケベックの無料コンサートで熱唱

2008/07/22
ポール・マッカートニー
ポール・マッカートニー
 ポール・マッカートニーが20日(日)、カナダのケベック市生誕400周年祭の一環として開催されたフリーコンサートでビートルズの名曲を熱唱し、会場に詰め掛けた観衆を大いに沸かせた。

 AP通信によれば、フランス語で挨拶の後、マッカートニーはウイングス時代の代表曲“Jet”でステージを開始。観客が一気に盛り上がると、すかさずビートルズの1962年の名曲”Drive My Car”を演奏した。

 主催者によると、市民公園の「アブラハム平原」で開かれた野外コンサートに集まったのは20万人に上るという。マッカートニーがフランス語を交え、「ケベックには初めて来ましたが、すばらしいところです」と呼びかけると、会場のファンからうなるような歓声が上がった。

 実は何1000人というファンがよく見える場所を確保しようと、20日早朝から集まり始めていた。ファンのレオ・ロドリグさんは、“マッカートニー”と名前が入ったモントリオール・カナディアンズの赤いホッケー・ジャージを誇らしげに着込んでいた。キャロル・クリーランドさんは、妹のエリザベスさんと、コンサートのためにニュージャージーからやってきたという。「私たちは結成時からビートルズ、そしてポールのファンだったのよ。彼の曲のすべて、そして彼のすべてを愛しています」と興奮していた。

 マッカートニーは19日夜にケベックに到着し、数100の熱狂的ファンに迎えられた。その多くは、イギリスのナイト爵をひと目見ようと、何時間もホテルの前で待っていたという。1人の記者が、車から降りたマッカートニーに「ケベック市に来て、幸せですか」と問いかけると、彼は親指を押し立てて「Oui!(はい)」と叫んだ。

 今年、北米で唯一予定されているマッカートニー待望のステージは、彼がイギリス人であるために一部の地域住民の怒りをかっている。フランス語圏であるケベック市の生誕記念週間に、イギリス人を参加させることに疑問を感じる人々だ。

 彼らの訴えは、マッカートニーの参加によって、1760年に起きたイギリスによるニュー・フランス征服の痛々しい記憶がよみがえるというもの。そんな国家主義者の意見を、66歳の元ビートルズのベーシストは、今週初めラジオ・カナダのインタビューではねのけた。

 「今こそ平和を満喫するときだと思う。ちょっと手おのを置いてほしい。だってこれは、友好の催しなのだから」。

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