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シド・チャリシー死去
比類なきダンスでハリウッド黄金期のミュージカル映画支える

2008/06/18
シド・チャリシー
シド・チャリシー
 ダンサー、女優だったシド・チャリシーが17日(火)、ロサンゼルスのCedars-Sinai医療センターで死亡したことを、長年にわたりビジネス・マネージャーを務めたスタン・シュナイダーが明らかにした。 86歳だった。

 テキサス州アマリロ生まれ。1メートル67センチ、長い脚と美貌で知られ、当時MGMのスターだったフレッド・アステアジーン・ケリーの相手役を務めたことが、チャリシーを一躍スターダムに押し上げた。

 アステアと2度目に共演し、ヒロインを演じた『バンド・ワゴン』(1953)では“Dancing in the Dark”や“Girl Hunt Ballet”などのダンスが高く評価された。また『雨に唄えば』(52)では初めて共演したケリーと“Broadway Melody”をモチーフにしたナンバーを踊り、絶賛された。

 チャリシー(本名Tula Ellice Finklea)は、アドルフ・ボルムやブロニスラヴァ・ニジンスカと一緒にL.A.でバレエを学び、MGMの研究生となる前のわずかな間、バレエ・リュスでも踊っていた。

 デビュー作は、アステアと共演した『ジーグフェルド・フォリーズ』(46)で、アステアとは『絹の靴下』でも再共演した。またケリーとは『ブリガドーン』(54年)と『いつも上天気』(55年)で共演した。

 チャリシーは、60~90年代にかけてテレビ出演を続け、92年に70歳にしてミュージカル「グランド・ホテル」でブロードウェイ・デビューを果たした。マネージャー、バド・モスによると、昨年7月にはフランスのテレビ局製作の映画“Back to the Empire State Building”に出演。アメリカ映画に賛辞をささげる作品で、カーク・ダグラストニー・カーティスミッキー・ルーニーらも出演し、英語で撮影されたが、配給はフランス国内のみだという。

 チャリシーには、60年連れ添った夫トニー・マーティンと2人の息子、2人の孫がいる。葬儀は22日の午後、ロサンゼルスのヒルサイド・メモリアル・パークで行われる予定だ。

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