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ジョージ・クルーニーが米脚本家組合と対立

2008/04/05
いつもジョークで取材現場を明るくさせるクルーニーだが……
いつもジョークで取材現場を明るくさせるクルーニーだが……
 気配り上手でスタッフや業界関係者の間で人気のジョージ・クルーニー。そんなクルーニーがアメリカで公開されたばかりの“Leatherheads”の脚本のクレジットでWGA(米脚本家組合)ともめている。

 去年の秋、WGAは“Leatherheads”の脚本のクレジットにジョージ・クルーニーの名前を載せない決定をくだした。そのため、本作の脚本クレジットにはDuncan Brantley とRick Reillyの名前しか表記されていない。クルーニーはWGAのこの決断に不満を感じ、現在WGAの正規メンバーをやめ、準メンバーになっている。

 クルーニーはその件についてこう説明する。

 「自分の所属する組合が自分のやった仕事を認めてくれない。そんな時に一番分別のある行動は、その団体に参加しないことだと思います」

 クルーニーによると、もともとあったBrantley とReillyの“Leatherheads”の脚本をクルーニーが大幅に書き直し、軽快なコメディに変えたそうだ。2つのシーン以外はほとんど彼が書いたという。

 もちろんBrantley とReillyの名前が脚本のクレジットの最初に表記されるのは、彼らが原案と登場人物を作り上げたため当然のこと。それに関してはなんの不満もない。しかし、ここまで深く関わった自分の名前を載せないと判断したWGAに疑問を抱いていると話した。

 この件で、クルーニーはWGAをやめようとも思ったそうだ。しかし組合を辞めるとWGAが関係している映画の製作すべてに関われなくなってしまう。これは自分が脚本を書く上で大変不自由なため、正規メンバーから外れるだけに留まった。

 この決断はWGAがストライキに突入する前にくだされたため、クルーニーはWGAに対して控訴しなかった。ストの件でWGAと揉めるていると勘違いされたくなかったためだという。

 現在のところ、WGAからのコメントはない。

"Leatherheads"のプレミアで、サラ・ラーソンと
 “Leatherheads”でクルーニーと共にプロデュースし、クルーニーの製作会社スモークハウスのパートナーであるグラント・ヘスロヴも、WGAの決断は間違っていると言う。

 「ジョージが手を加える前の脚本と、後のものを読み比べていただければわかると思いますが、ジョージは脚本のほとんどを書いているんですね。だから、WGAが彼の名前を載せないと聞いた時は驚きました。我々二人とも、Brantley とReillyの名前が一番最初に掲載されることについては、まったく同感なのですが、今回の(クルーニーに関するWGAの)決定は間違っていると思います」

 また、今回の作品で、ユニバーサル映画が「ジョージ・クルーニー作品」と書こうとしたのをクルーニーが止めたことをあげ、「ジョージは決して自分の名前だけを載せようとしているのではない。映画はみんなで作るものだということを一番良く知っている人です」と、今回のクルーニーの行動はWGAの決定に対する抗議であることを説明した。

 “Leatherheads”でクルーニーは主演、監督、プロデューサーとしてクレジットされている。クレジットを重んじるアメリカの社会において、名前が載るか載らないかは日本以上に重要な問題だ。

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