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あのヒット作は、こうして仕掛けられた!
米スタジオのコミコン・プロモ武勇伝

2008/07/16
グウィネス・パルトロウ(左)とロバート・ダウニーJr.
グウィネス・パルトロウ(左)とロバート・ダウニーJr.
 メジャーをはじめとする各スタジオは、“コミコンでお披露目”の売り文句とともに、あの手この手のプレゼンテーションでファンの心を射止めようと必死だ(7月15日関連記事)。24~27日に開催されるコミコンを前に、事務局マーケティング・ディレクターのDavid Glanzer氏は、ファン心理について、こうコメントする。

 「コミコンでの存在感を高めるためには、必ずしもスター・パワーや初公開映像がなければならない、というわけではない。もちろん、華やかな要素は大きな助けとなるが、何も発表することがなくても、出展することに意味がある。『このプロジェクトは、とにかく素晴らしい。でも今、公表できることは何もない』というだけでも、何もしないよりはいい。ファンに、『自分たちは重要視されていない。無視されている』と感じられることが一番怖いことだから」

 では、近年、コミコンにおける事前プロモーションが奏功した例を見てみよう。

●『アイアンマン』

 ロバート・ダウニーJr.グウィネス・パルトロウテレンス・ハワードが来場し、マーベル初の自社製作映画を強力バックアップ。「あのダウニーJr.に億万長者トニー・スターク役が務まるのか?」との懸念は、ジョン・ファヴロー監督が披露した4分間の映像と舞台に上がったダウニーJr.の存在感によって、またたく間に吹き飛ぶこととなった。

●『WALL・E/ウォーリー』

 通常、“かわいい”の効力は通用しないコミコンながら、米ウォルト・ディズニーは、『スター・ウォーズ』の人気キャラクター「R2-D2」の音声を担当したBen Burttを通して、ファンとのコネクションを確保。Burtt自らが、ピクサー生まれの愛らしいロボット・キャラクターとサウンドを紹介し、ファンを魅了した。

●『スーパーバッド 童貞ウォーズ』

 セス・ローゲンとEvan Goldberg、ジャド・アパトウら製作陣と、ジョナ・ヒル、マイケル・セラ、Christopher Mintz-Plasseら出演陣が総登場。笑いの達人たちによるパネル・プレゼンテーションや予告編上映は会場を爆笑の渦に包み、コミコンが得意とするコメディ・ファンの心をしっかりつかんだ。

●『300』

 原作者のフランク・ミラーは押しも押されもせぬ、コミコン・フェイバリット。ザック・スナイダー監督が初披露したこのスパルタ・アクションの5分間の映像はファンたちを圧倒。すさまじいアンコールに応えて、2度もリピートされることになった。

●『スター・トレック』

 J.J.エイブラムス監督は、リメイク版『スター・トレック』(2009年米公開)の撮影がスタートする前にもかかわらず、新スポックのZachary Quintoを紹介。元祖スポックのレナード・ニモイとの2ショットがファンを熱狂させたことは言うまでもない。ポスターのビジュアルも初披露された。

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