韓国では9月からオンエアされ、高視聴率を記録し大きな人気を呼んでいるドラマ「太王四神記(たいおうしじんき)」。ペ・ヨンジュンの「冬のソナタ」以来5年ぶりの主演ドラマということでも話題を集める本作が、日本でもいよいよNHKハイビジョンで12月3日(月)からオンエアされ、さらに12月4日(火)からは劇場でも公開される。韓流ブームを巻き起こした彼の久々の主演作であり、デジタル技術を駆使したCGによる壮大な歴史ファンタジー作である本作が、日本でどのように受け入れられるのか、熱い注目が集まっている。
ぺ・ヨンジュンが打ち出す新たなイメージ
この「太王四神記」の企画がスタートしたのは、2004年9月。キム・ジョンハク監督の製作プロダクションと韓国の製作会社SSDとの共同製作でスタート。もともとは、韓国の歴史上の王として有名な広開土大王の物語を通して、歴史の新しいイメージを若者に伝えたいというキム監督の思いから企画が立ち上がった。
そしてその物語では、戦争や侵略といった争いだけでなく、国民を愛し、知恵のある王のキャラクターを描き出す。見た目や話し方はソフトだが、中身に強さを宿す。そんな人物を演じる俳優として、ペ・ヨンジュンに白羽の矢が当たったのだ。
この「太王四神記」の企画がスタートしたのは、2004年9月。キム・ジョンハク監督の製作プロダクションと韓国の製作会社SSDとの共同製作でスタート。もともとは、韓国の歴史上の王として有名な広開土大王の物語を通して、歴史の新しいイメージを若者に伝えたいというキム監督の思いから企画が立ち上がった。
そしてその物語では、戦争や侵略といった争いだけでなく、国民を愛し、知恵のある王のキャラクターを描き出す。見た目や話し方はソフトだが、中身に強さを宿す。そんな人物を演じる俳優として、ペ・ヨンジュンに白羽の矢が当たったのだ。
SSDでマーケティングを担当するソン取締役は、「映画のなかには彼の主演ありきで製作された作品もありましたが、『太王四神記』は伝えるべきメッセージがあり、そのイメージに合う人物が彼だったんです」とペ・ヨンジュン人気に頼った作品ではないことを説明する。
彼には「冬のソナタ」の優しい男性のイメージが強いが、もともとは格闘技やアクションが好きで、映画『スキャンダル』でもアクションシーンを見事に演じている。本人もそれまでのソフトなイメージを変えたい意向を持っており、今回、製作側とともに新たなイメージの役を意図的に演じていったという。
そうなると大ヒットした「冬のソナタ」とは、視聴者層のターゲットも変わってくる。もともとの彼のファンであるメロドラマ好きの女性層だけでなく、アクション好きの男性、歴史ドラマファンの年配層、そしてストーリーの歴史観を伝えたい若者など、広範囲に渡る。
彼には「冬のソナタ」の優しい男性のイメージが強いが、もともとは格闘技やアクションが好きで、映画『スキャンダル』でもアクションシーンを見事に演じている。本人もそれまでのソフトなイメージを変えたい意向を持っており、今回、製作側とともに新たなイメージの役を意図的に演じていったという。
そうなると大ヒットした「冬のソナタ」とは、視聴者層のターゲットも変わってくる。もともとの彼のファンであるメロドラマ好きの女性層だけでなく、アクション好きの男性、歴史ドラマファンの年配層、そしてストーリーの歴史観を伝えたい若者など、広範囲に渡る。
幅広い視聴者層への訴求に成功
企画から3年、撮影だけで2年ほどをかけ、大掛かりなセットや衣装、CGなど、多大なコストをかけて映画なみの大作に仕上がった本作は、韓国では実際に放送が始まると期待通りのよい結果を残した。
ソン氏によると、「視聴率は初回こそ20%台前半だったものの、その後、徐々に数字を伸ばし、11月4週目の段階では30%を超えている」。視聴者層の内訳では年代は幅広く、そのなかでもとくに10代からは、歴史ものでありながらファンタジーやアクション、ラブストーリーなどいろいろな要素がミックスされたストーリーが好評という。
一方、年配層の間では内容が複雑で難しいとの声もある。歴史と神話の物語がクロスし、ファンタジー的な要素が多くある点などから、シンプルな構成のメロドラマや歴史ドラマのファンのなかには、なじみにくいという人もいるようだ。
ただ、ぺ・ヨンジュンのイメージは変わった。韓国では、彼のアンチファンもそれなりの規模でいるなかで、今回の広開土大王の役で、演技もできるカリスマ性のある俳優として認知され、男性ファンが増えているという。
ソン氏は、日本でも既存のファン層だけでなく、本作で新たなイメージを打ち出すことで新しいファン層を獲得することを期待する。
企画から3年、撮影だけで2年ほどをかけ、大掛かりなセットや衣装、CGなど、多大なコストをかけて映画なみの大作に仕上がった本作は、韓国では実際に放送が始まると期待通りのよい結果を残した。
ソン氏によると、「視聴率は初回こそ20%台前半だったものの、その後、徐々に数字を伸ばし、11月4週目の段階では30%を超えている」。視聴者層の内訳では年代は幅広く、そのなかでもとくに10代からは、歴史ものでありながらファンタジーやアクション、ラブストーリーなどいろいろな要素がミックスされたストーリーが好評という。
一方、年配層の間では内容が複雑で難しいとの声もある。歴史と神話の物語がクロスし、ファンタジー的な要素が多くある点などから、シンプルな構成のメロドラマや歴史ドラマのファンのなかには、なじみにくいという人もいるようだ。
ただ、ぺ・ヨンジュンのイメージは変わった。韓国では、彼のアンチファンもそれなりの規模でいるなかで、今回の広開土大王の役で、演技もできるカリスマ性のある俳優として認知され、男性ファンが増えているという。
ソン氏は、日本でも既存のファン層だけでなく、本作で新たなイメージを打ち出すことで新しいファン層を獲得することを期待する。
韓流ブームが過ぎ去ったいま、日本での反応は
一時期の韓流ブームはすっかり冷え込んでしまっている現在、韓国で成功した本作が、日本でどう受け取られるか計りにくいところもある。ソン氏は「もともとの韓国ドラマ、映画のファンを大事にしながら、ある世代だけのコンテンツではなく、よい作品をたのしんでもらいたいという意味で、幅広い世代にアピールしたい」と語る。
実際に、日本ではすでに「ベルサイユのばら」でおなじみの池田理代子による「太王四神記」コミック連載や、関連書籍、プレビューDVD、ナビゲートDVD、グッズの発売など、幅広いプロモーションを展開している。さらに今後、深夜時間帯でのアニメ放送や、出演俳優や主題歌を歌うシンガーによるイベントなども企画中という。
いまのところ日本だけで実施される劇場公開もその戦略のひとつだ。前代未聞のこの企画は、全24話を1週で1話ずつ上映していき、24週かけて全話の上映を行う。すでに前売りの回数券は好調な売れ行きというが、連続ドラマの劇場上映という新たな枠組みの試みにもこれから注目が集まりそうだ。
さらに、来年の春にはペ・ヨンジュンの来日プロモーションの計画もあるという。話題性は十分といえる今回の新ドラマスタート。本作の動向によっては、この先の韓国作品の盛り上がりにつながる可能性もあるかもしれない。
「太王四神記」はすでにアジア14カ国での放映が決定。現在、アメリカとフランスを始めとした欧米に向けても交渉中だ。
一時期の韓流ブームはすっかり冷え込んでしまっている現在、韓国で成功した本作が、日本でどう受け取られるか計りにくいところもある。ソン氏は「もともとの韓国ドラマ、映画のファンを大事にしながら、ある世代だけのコンテンツではなく、よい作品をたのしんでもらいたいという意味で、幅広い世代にアピールしたい」と語る。
実際に、日本ではすでに「ベルサイユのばら」でおなじみの池田理代子による「太王四神記」コミック連載や、関連書籍、プレビューDVD、ナビゲートDVD、グッズの発売など、幅広いプロモーションを展開している。さらに今後、深夜時間帯でのアニメ放送や、出演俳優や主題歌を歌うシンガーによるイベントなども企画中という。
いまのところ日本だけで実施される劇場公開もその戦略のひとつだ。前代未聞のこの企画は、全24話を1週で1話ずつ上映していき、24週かけて全話の上映を行う。すでに前売りの回数券は好調な売れ行きというが、連続ドラマの劇場上映という新たな枠組みの試みにもこれから注目が集まりそうだ。
さらに、来年の春にはペ・ヨンジュンの来日プロモーションの計画もあるという。話題性は十分といえる今回の新ドラマスタート。本作の動向によっては、この先の韓国作品の盛り上がりにつながる可能性もあるかもしれない。
「太王四神記」はすでにアジア14カ国での放映が決定。現在、アメリカとフランスを始めとした欧米に向けても交渉中だ。




















































